ヒットの法則
月曜日なので『週刊競馬ブック』を買いに書店へ行く。
そのついでと言ってはナンだが、中央公論新社『グレート・ギャツビー』(スコット・フィツジェラルド・著、村上春樹・訳)と、日経ビジネス人文庫『ヒットの法則』(奥井真紀子・木全晃・共著)の2冊を合わせて購入した。
前者は昨年11月の刊行以来、僅か2ヶ月余りで15万部を売り上げたベストセラーであるが、後者について知る人は少ないだろう。たまたま私の知人が書いたというから手に取ってみただけで、普段なら日経ビジネス人文庫のコーナーなどには近寄ったりはしないのだが、パラパラとめくってみたら案外 なんて書くと著者に怒られそうだな 面白そうなので、結局買うことにした。
ところで、最近の大きな書店では、本の購入者の情報を詳しくリサーチしていて、年齢層とか性別ごとに、どのような本を買ったのか、複数冊の購入ならその組み合わせなどの情報を集めて相関性を導き出し、品揃えや商品配置などに役立てているらしい。例えば、サラリーマンはグルメ本と資格本を一緒に買う傾向があるから、オフィス街の店舗ではそれに合わせた陳列をしよう、みたいなやつですね。いや、実際にサラリーマンがグルメ本と資格本を一緒に買う傾向があるかどうかは知りません。これはいい加減な例です。
で、今回の場合、『ヒットの法則』は、『競馬ブック』と『グレート・ギャツビー』と一緒に買われたのだけど、もしこの情報がキャッチアップされたら、その系列の書店(「丸善」さんです)では、この3冊の相関性が重視されてしまうのでしょうか? 来週から『ヒットの法則』は日経ビジネス人文庫のコーナーだけでなく、競馬本コーナーにも置かれるかもしれない。なんて、たった1冊だからそんなことにはならないだろうけど。
本の方は、先ほども書いた通り”案外” くどいか? 面白いです。もし良かったら、どうか手に取ってみてください。まあ、だいたい成功例というのは話としても面白いので、安心してサクサク読めます。なお、著者には、続編として『凡打の法則』の執筆を強く要望しておきました。ヒットしなかったモノや日の目を見なかったモノの話を興味深く読むことができれば、それはそれで勉強になりそうな気がするので。
グレート・ギャツビーについては、また後日。
夜は、銀座の某鮨店(またまた名は秘す)にて若者たち(私も十分若いつもりだが)と酒を飲む。話は昨日の弥生賞から馬術まで尽きなかったが、特に盛り上がったのはチューリップ賞のウォッカの強さ。といっても、私ひとりが「強い」と主張する格好だったんですけどね。
でも、あれは強かったでしょ。メジロドーベル以来久々に、「桜花賞に行ってみようか」という気にさせてくれる馬が現れたと感じているのですよ。
新装阪神での芝マイル戦は昨日までに計15鞍が行われたが、その1番時計は1分33秒1で阪神ジュベナイルフィリーズでのもの。2番目に速い時計が1分33秒7だから、これは飛び抜けて速い。しかもその2番目の時計のひとつは昨日のチューリップ賞となれば、もうこれは文句の付けようがない。
コースそのものが大きく変わっているので、あまり意味をなさないかもしれないが、過去のチューリップ賞を33秒台で勝った馬など皆無で、34秒台ですらあのエアグルーヴただ1頭。そう思えば、ウォッカの能力の高さだけでなく、同タイムでクビ差2着のダイワスカーレットの能力も相当なものだろう。もちろんフェブラリーSの例を挙げるまでもなく、最近の安藤勝己騎手は「本番で結果を出す」傾向が強いので、これで両馬の力関係に決着が着いたと考えるのは早計かもしれない。
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