2012年5月23日 (水)

おしい!

「お好み焼き。店舗数日本一なのに“広島風”と言われる……。」

Oshii

大井競馬場に向かうモノレールの車内に、こんな広告が貼られていた。「おしい!広島県」と訴えているのはタレントの有吉弘行さん。良いものはたくさんあるのに知名度が低いことを敢えて逆手に取り、自虐的に広島県の魅力をアピールするのが狙いのようだ。

広島県内では、生地に具を混ぜて焼く関西風のお好み焼きは「混ぜ焼き」と呼び、広島のものこそ「お好み焼き」と自負する人がほとんど。だが、ひとたび県外に出れば「広島風」とか「広島流」などと呼ばれてしまう。こうした呼ばれ方では、「本流ではない紛い物」というイメージを受けかねないてして、広島県の一部関係者たちはマジで懸念を深めているとも聞くが、味さえ良ければ私は今のままで良いと思いますけどね。

ちなみに、大井競馬場内「香里奈横丁」に出店中の屋台には「広島焼」と書かれていた。ただし、こちらは味の方が「おしい!」のような気も……。

Hiroshima  

今日のメインは伝統の大井記念。

目まぐるしく先頭が入れ替る乱ペースにも動じることなく、トーセンルーチェが二つ目の重賞タイトルを獲得した。もちろん次走は帝王賞。再び兄フリオーソとの二度目の対決が待ち遠しい。

11r  

ところで、気になるのは張田京騎手が挙げた左手のポーズ。これはいったい?

Harita  

Vサインなのか、トーセンルーチェの重賞2勝目をアピールしようとしたのか、あるいは自身大井記念2勝目の意味なのか……。結果的に麻雀牌をツモってるようにしか見えないのは、ちょっとだけ「おしい!」。

 

 

 

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2012年5月22日 (火)

カレー屋は昼の顔

銀座3丁目の新聞会館ビル。WINS銀座から目と鼻の先の位置にあるワイン食堂『KATSUZO』(かつぞう)は、夜は様々なワインが楽しめ、昼は黒豚料理をメインにしたランチメニューを揃えている。

Katsuzo  

ポイントは、ランチメニューのこの部分。

Menu  

ここですよ。

Menu2  

おかわり自由のライスと、おかわり自由のカレーが出会ったとき、何が生まれると思いますか?(スリムクラブ・真栄田風)

Katsuzo2  

デブです(笑)

Katsuzo1 

事実上「カレーライス食べ放題」になるわけですからね。カレーの味はごく普通とはいえ、デブには危険極まりないシステムなわけですよ。

ちなみにこの店、土日も営業していて、店内で新聞広げて馬券検討しながら、ちょいと席を立ってWINSに馬券を買いに行って、また戻ってくる自由な客で賑わっている。なんというか、競馬場内の食堂みたいなお店です。

夜はワインで昼はカレーという店なら、WINSから昭和通りを渡った2丁目に店を構える『PAUL』(ポール)の方が秀逸だ。カウンター中心の狭い店内は、正午前から近隣のサラリーマンやOLで満席になってしまう。なかでも月曜日限定のビーフカレーは出色の旨さ。何かと憂鬱な月曜日が、逆に楽しみに変わるという点において、この店の存在はとても有難い。

Poul  

このように、昼と夜で店のスタイルをガラリと変える店は、銀座では少なくない。特に「昼はカレー専門店」という店は多く、もとから一流の店が軒を並べる銀座だけに、そのレベルは本来のカレー専門店を凌ぐものがある。

WINSを出て、『KATSUZO』を右に見ながら歩き続け、三原橋で晴海通りをくぐり6丁目までやってくると、右側のビルの2階に『楸』(ひさぎ)という牡蠣の専門店がある。

Hisagi  

この店も昼間の顔はカレー店。おおぶりな牡蠣やレアに焼かれたステーキをトッピングした黒いカレーは、やや甘口ながら舌触りがよくコクがある。3杯でも4杯でも食べられそうな味わいだ……って、それがイカンわけですよね(笑)

これからカレーがますます美味しくなる季節。だからといって、食べ過ぎには注意しましょう。

 

 

 

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2012年5月21日 (月)

一杯のラーメン

今でこそ、うどんや蕎麦ばかりの生活をしているが、中学生の頃は毎日のように近所のラーメン屋に通っていた。

客の少ない午後3時過ぎなら、ラーメンを食べ終えてなお漫画雑誌のページをめくっていても、別に咎められることもない。そのうちに友達が店にやって来る。漫画を読みつつ、彼らがラーメンを食べるのを待ってから、やおら遊びに出かけるのである。すなわちラーメン屋が我々の待ち合わせ場所だった。

ラーメン一杯の値段は350円。同じ頃にマクドナルドが390円の「サンキューセット」を売り出していたが、それよりも安かったのである。しかも、マクドナルドなんかよりも遥かに美味いし、量は比較にならない。強烈な匂いの立ち込める煮干しスープは、当時としてはまだ珍しかったと記憶しているが、私はすっかりその味の虜となっていた。

Ramen  

先週半ば、久しぶりに暖簾をくぐると、御主人は相変わらずカウンターの中で巨大な茹で釜に対峙していた。

午後3時過ぎということもあり、客は私一人。昔話をするにはちょうど良いが、そろそろ下校時間のはず。かつての私たちのように、学校が終わって、すっ飛んでくる中高生が来るものと思っていたのだが、そんな気配はない。

「最近は中学生も高校生も来ないね」

私の心境を察したかのように御主人が呟いた。

「昔と違うからね。学生がラーメン一杯に750円も出せないだろ」

私は深く頷く。あれから30年。世間一般のラーメンの値段は上がったが、マクドナルドはむしろ値下がりしている。いや、それよりも、ここで友達と待ち合わせする必要などないのであろう。携帯で“今どこ?”と言えば済むことだ。「待ち合わせ」という言葉自体が、もはや死語になりつつある。

「時代が変わった、ってとこかな」

御主人がまだ修行中の頃、毎週土日になると早朝から生麺を東京競馬場に配達していたのだそうだ。40玉入りのトレー50枚とういから凄い。

「それでも足りなくなったりしてさぁ。大至急持って来い!なんて怒鳴られて、慌てて車を飛ばしたもんだよ。そのくせ、余ったら返品なんだから、たまんねぇよなぁ」

「それにしても2千食は凄いですね」

「昔の競馬場ったら、ラーメンとか蕎麦、うどんしかなかったろ。一杯200円で、たしか馬券と同じ値段だったかな?」

今は馬券は100円から買える。一方、場内のラーメンは500円といったところか。ここでもラーメンは肩身が狭い。

御主人は、関係者用の通行証でスタンドに出入りしていたが、忙しくてとても馬券を買う暇はなかったそうだ。

「だけど、練習中の馬はいつも見てたよ。尻尾とかたてがみが朝日に光ってさ。芝生の緑と相まって、きれいだなぁと思ったもんだ」

Chokyo  

こういう話を聞くと、たまには競馬場のラーメンを食べてみたくなる。よし、今週は久々にラーメンだな。

 

 

 

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2012年5月20日 (日)

驚きの連続

東京10レースは準オープンのフリーウェイS。直線坂下からミトラが抜け出したところで、満員のスタンドから「おおーっ?」というどよめきの声が挙がった。9番人気の伏兵馬。穴馬券が出ることへの期待感であろうか。

実は私、ミトラ絡みの馬券を持っているのである。だが、こんなこと騒いでいるようでは素人丸出し。内心ドキドキしながらも、外見は平静を装えるかどうかに、キャリアというものが現れる。

Mitora  

ミトラはそのままゴール板を駆け抜けて優勝。離れた2着も私の買い目通り。馬単は230倍の好配当だ。だが、この事実を知ったところでも、喜びを声に出すようなマネはすべきではない。本当のプロは些細なことで声を挙げたりせぬものだ。

ところが、である。ファインダーから目を離して、勝ち時計を確認した瞬間、私は思わず「おおっ!」と声を挙げてしまった。

Record1  

1分19秒6?

2004年ウインラディウス1分20秒4、2005年アサクサデンエン1分20秒3、2007年エイシンドーバー1分20秒0、そして2010年サンクスノートの1分19秒8。

東京芝1400mのコースレコードが更新されるとすれば、それはたいてい京王杯SCにおいてである。それが開催10日目の準オープン戦で更新されたと思えば、やはり驚く。これは、次も時計に注目だゾと思いつつ、オークスのゲートは開いた。

Gate  

レースはジェンティルドンナが圧勝で2冠達成。さあ、その時計は……

Oaks  

おおおおーっ!

Record2  

ローブデコルテのオークスレコードを1秒7も上回る2分23秒6。これは早い。5馬身差という圧倒的な着差に、父ディープインパクトのダービーを思い出した人も多かったであろう。

Kawada  

昨日も書いたように、この春は京都も府中も芝コースは好時計の決着が相次いでいる。特に今週の東京はやたらと早い。おそらく今年のダービーは、皐月賞とはまるで異なる馬場状態で行われることになろう。そこで笑うのは、いったい誰だろうか?

 

 

 

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2012年5月19日 (土)

私が応援したばかりに

オークス前日の東京競馬場は、今週も好天に恵まれた。芝コースは速い時計の決着が相次いでいる。

Turf  

9レース、牝馬によるカーネーションカップは11頭立て。うち半数近くの5頭が私の撮影対象馬という、なんとも力の入る一戦である。しかも、その人気を見れば1番人気、2番人気、5番人気、6番人気、10番人気。なので、念のために3番人気と4番人気の単勝をドンと買い込み、万全の態勢でレースを迎えたのだが……、

9r  

勝ったウイングドウィールは7番人気。あぁ、カツハル……。

続く丹沢Sは1番人気ドレミファドンが順当勝ち。ステイヤーズS勝ちのコスモヘレノスの弟は、最近のダート強豪馬にしては珍しい追い込みタイプの馬である。今日も4角後方から、内田博幸騎手の鞭に応えてきっちりと差し切った。2着は戸崎騎手のコンノートで南関東の新旧エースジョッキーによるワンツー達成。ただし、これは人気サイド。

10r  
 
メインは古馬オープンのメイS。私の撮影対象馬は圧倒的1番人気のステラロッサなのだが、カーネーションカップの私の対象馬たちのザマを見れば、これも危ないかもしれない。となれば、やはり怖いのは内田・モンテエンと戸崎・エーシンリターンズ。この2頭の単勝と(なぜか)ワイドを買ってカメラを構えていると……、

11r  

的中です。

Baken  

嬉しくないですね(苦笑)

直線でいったんは後続に捕まったと思わせながら、そこからみるみる突き放したエーシンリターンズのあの脚こそ、まさに絵に描いたような“二の脚”であった。思い返せば桜花賞3着という力量の持ち主。だが、今日に限れば鞍上の手綱捌きも見逃せまい。今日は8レースで吉原寛人騎手も1勝をマーク。私の撮影対象馬が続々と負けていく中にあって、地方所属騎手の活躍はせめてもの慰めになる。

それにしても、私が勝って欲しいと願う馬がことごとく2着に敗れて行くというのは、いったいどうしたことか。

先週の土日も、水曜の川崎マイラーズも、金曜日の川崎の某レースでも、私が撮影を頼まれていた馬が、1番人気に推されながらも2着に敗れ去っているのである。こうなると、私のせいでレース結果に無用な影響を与えてしまっているようで、なんか申し訳ない。

実は明日のオークスでも、1番人気のミッドサマーフェアの撮影を殿下直々に依頼されているのだが……というのは、もちろん嘘。オークスに特に狙っている馬はいません。ですので、どうぞ安心して馬券をお買い求め下さい(笑)

 

 

 

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2012年5月18日 (金)

2400mに挑む牝馬

5つある3歳クラシックレースで、もっとも消耗度が激しいレースはオークスで間違いあるまい。

1997_2  

まだ体が完成しきっていないこの時期の3歳牝馬が、府中の2400mで競うGⅠとなれば、その厳しさは我々の想像を遥かに超える。本家英国とは異なり、我が国では当初秋のレースとして施行されていたのも、3歳の牝馬にとって春の長距離レースは過酷という配慮があったからだ。

明後日のオークスで人気の一角を占めるミッドサマーフェアは、デビュー以来これが9戦目。年が明けてから既に5戦も消化している。周囲の誰もが「タフ」と認めているとはいえ、それだけで乗り越えられるレースでもあるまい。フローラSの直線、坂を上り切ってから内に切れ込んだあのレースぶりを「ヨレた」と見るのは杞憂だろうか。父のタニノギムレットもタフさで鳴らしたダービー馬だが、そのダービーが生涯最後のレースになった馬でもある。

ちなみに、最少キャリアでの優勝記録は2006年カワカミプリンセス。デビューから4戦目でのオークス制覇であった。

だが、1939年のオークスでは、ものすごい記録が生まれている。なんと、オークスがデビュー戦というヒサヨシが、2着ホシホマレを大差で破ったのである。だが、後になってヒサヨシから興奮剤の反応が検出されて失格。2着だったホシホマレが繰り上がり優勝となった。だがしかし、当時の薬物検査は現在とは比べものにならないほど精度は低く、“濡れ衣”を指摘する声は今も残る。もしそのまま確定していれば、現在では為し得ない快挙だけに、惜しい気がしないでもない。

オークスが春に写ったのは1953年から。記念すべき春のオークス馬第1号となったジツホマレは、果敢にも連闘でダービーを目指す。が、ダービー当日になって出走を取り消した。その理由は「過労」と記録されている。これまでに数え切れぬほどの出走取消を見てきたが、過労が原因で取り消された例はほかに聞かいたことがない。オークスの過酷さを象徴するエピソードだ。

それでも、これまでに10頭の3歳牝馬がオークスからの連闘でダービーを走った。なかでもオークスを勝ち、ダービーでも僅差3着と好走したチトセホープの快挙は今も語り草だが、ここではフエアマンナを紹介しておきたい。

もし1956年のダービーで、エンメイとトサタケヒロの2頭が落馬する大事故に巻き込まれなければ、フエアマンナが「オークス&ダービー」連勝の大記録に届いていた可能性は十分にある。事故のアオリをもろに食らいながら、それでも6着に食い込んでみせたフエアマンナのレースぶりは、関係者でなくとも「まともなら……」と思いたくなるものであったとされるからだ。

ちなみに、フエアマンナは3連闘でダービーに挑戦した唯一頭のオークス馬でもある。少なくともこの記録が破られることはないだろう。

 

 

 

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2012年5月17日 (木)

痛風は恐い

再び人間ドックの話。

尿酸値もギリギリセーフではあったが、標準値自体が目安に過ぎず、標準値内であれば痛風を発症しないという保証があるものではない。「立派な予備軍」であるとの指摘であった。

「すると、イクラとかビールとかモツとかは食べちゃいけないでしょうか?」

「いいえ。確かに、以前はプリン体を含む食品を食べてはいけないという指導をしてきましたが、ほとんどの尿酸は体内で合成されるもので、食品の影響は案外小さいことが分かってきました。いちばんいけないのは肥満です。つまり痩せなさいということ」

がっくり半分、喜び半分である。子供の頃から魚卵が大好きで、それを口にせぬ食生活など考えられない。たらこ、明太子、カズノコ、イクラ、カラスミ、そして卵ではないがフグの白子。これの食材が言い様もなく美味であるのは、その一粒一粒に生命そのものが凝縮しているからであろう。ともかく「魚卵を食べるな」と言われずに済んだことは、ありがたかった。

Caviar

ちなみに「イクラ」とはロシア語で「魚卵」の総称で、日本で言う「イクラ」は「赤いイクラ」、キャビアは「黒いイクラ」と現地では呼ばれている。

世界最強スプリンターの呼び声も高い「黒い黒いイクラ」ことブラックキャビアは、豪GⅠのロバートサングスターSを4馬身差で圧勝。オーストラリア競馬メジャー地区の新記録となる20連勝を達成した。豪州内のGⅠをもう一戦し、万全のローテーションで大目標のロイヤルアスコットに向かう見込みだ。

一方、南関東期待の3歳牝馬「金の黒いイクラ」ことゴールドキャヴィアは、2月の雲取賞を勝った時点で「東京ダービーを目指す」と宣言。それに向けたローテーションを組んできたわけだが、桜花賞、羽田盃と連敗してしまった。万全とは言い難いが、ダービーでどう巻き返してくるだろうか。

Goldcaviar  

ところで、かつては痛風を患っている騎手って、結構普通にいたように思う。

当時減量のために使われていた利尿剤には、尿酸値を上げる副作用がある。加えて過度な減量そのものが腎臓から尿酸を排出するのを妨げてしまい、結果として痛風を引き起こすのだという。

「痛くてブーツも履けない」と苦笑いしていたそのベテラン騎手は、それでもレースになればバシバシ馬を追って優勝をさらっていた。太ってもダメ、痩せすぎてもダメ。痛風というのはホントやっかいな病気ですね。私も気をつけなければ。

 

 

 

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2012年5月16日 (水)

服の話

重賞・川崎マイラーズの出走各馬が本馬場に入り、思い思いのかえし馬を始めたその時、「あれ? マグニフィカだけ騎手服じゃなくて馬主服なのか?」という声が聞こえてきた。

Magu  

社台オーナーズクラブの所有馬で、筆頭馬主は吉田照哉氏。なるほどそう思って見れば、照哉氏の勝負服に見えなくもないけど、これはれっきとした杉村一樹騎手の騎手服です。

同じ川崎で吉田照哉氏の勝負服の馬が走るとこんな感じ。3年前のセプテンバーフラワー賞を勝ったクリスマスキング。ちなみに乗っているのは戸崎圭太騎手です。

Tosaki  

もいっちょ。こちらは杉村一樹騎手。

Sugimura  

んで、吉田照哉氏の勝負服。

Teruya  

違いが分かりますか?

そう、同じ「黄、黒縦縞、袖赤」なんだけど、杉村騎手の騎手服の黒縦縞は、脇腹の一本がないんですねぇ。

ということは、もし地方のJRA交流競走に吉田照哉氏の所有馬が出走し、同枠の地方馬に杉村一樹騎手が跨るような場合、染分帽は着用せずに、脇腹の黒縦縞の有無で識別することになるんだろうか?

いや、あくまでも登録は「黄、黒縦縞、袖赤」だから、染分帽にするんだろか?

まあ、どちらでも良いようなハナシだけど、間違い帽子、もとい防止という観点に立てば、染分にした方が無難ですよね。ちょっと見てみたい気もする。

そんなこんなで、第4回川崎マイラーズを制したのは、渡辺隆オーナーの……ではなく、石崎駿騎手のカキツバタロイヤルでした。

Royal  

直線は余力十分。勝つときはこんなものか、とつい思ってしまうような見事な競馬ぶりに思わずため息が出た。次は来月の京成盃グランドマイラーズとのことだが、当然その先にはサンタアニタトロフィーの3連覇も視野に入っていることだろう。

マグニフィカは、出遅れた上に行きっぷりも悪く、11着と大敗。59キロも堪えたようだ。

「服色が同じだから」などという理由だけで杉村騎手に騎乗依頼が舞い込んだはずもないが、一方で何がきっかけになるか分からぬ時代でもある。杉村騎手が騎手服を決める際には、敢えて吉田照哉氏と同じ服色を選んだ、とも。この先、地方で騎手デビューを目指す騎手の卵たちも、ひょっとしたら色々と考えているのかもしれない。どうせなら、「黒、赤十字襷、袖黄縦縞」にしよう!……なんてツワモノも、現れるのだろうか。

 

 

 

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2012年5月15日 (火)

日常化するGⅠの陰で

一昨日は昼過ぎに東京競馬場に到着したのだが、その時点で指定席にはまだ空席が残っていた。

Shitei  

もはや見慣れた感もある“GⅠ当日の指定席売れ残り”。とはいえ、正午を過ぎてなお売れ残っていると知らされれば、さすがに戸惑いを禁じ得ない。一般席をざっと見渡してやたらと青色が目立つのは、それだけ空席がある証拠であろう。となれば、わざわざ高い金を払って指定席に入ることもないのである。

東京競馬場で行われたGⅠレース当日の入場者数は以下の通り。

 フェブラリーS 50,900 (53,584)
 NHKマイルC 50,634 (52,400)
 ヴィクトリアM 50,007 (57,500)
 ※括弧内は昨年

いずれも好天に恵まれ、好メンバーが揃った一戦だったのに、5万人を確保するのがやっと。タイキフォーチュンが勝った1996年のNHKマイルCに11万人もの観衆が集まったことは、もはや遠い昔の出来事である。

客足回復のためには「新規ファンの発掘」「既存ファンの繋ぎ止め」「スターホースの出現」の3つが鍵とされる。JRAもそれは承知しているから、「ビギナーズセミナー」やAKB48とのコラボイベントなど初心者向けのファンサービスを展開する一方、過去の名馬が登場するCMを流して既存ファンの心理をくすぐり、さらに6年ぶりに誕生した3冠馬オルフェーヴルに乗っかったキャンペーンも展開した。

だが、それでも客足は伸びてこない。衝撃だったのは、3月18日の阪神大賞典。3冠馬オルフェーヴルが、いよいよ古馬となって始動する注目の一戦であるのに、阪神競馬場の入場者数がわずか2万2283人に留まったのである。あの尋常ならざるレースぶりをナマで観戦した人は、実は案外多くはない。そういう意味でリアルに「伝説のレース」であった。それが幸いして天皇賞では客足が回復したものの、今度は世紀の凡レースを大観衆の目前に曝す結果となったのは皮肉としか言いようがない。

Padock  

ところで、この時期になるとGⅠレースの多さに食傷気味になるというファンは多いのではあるまいか。障害やダートグレードを含めれば、年間に行われるGⅠ(級)レースは実に33鞍にも上る。11日に1回の割合で行われているイベントに、果たしてどれほどのファンが有難味を感じているだろうか。「GⅠ勝ち馬10頭の豪華メンバー!」みたいな常套句も、増えすぎたGⅠレースを思えば、もはや意味を為していないのである。

5月5日の東京競馬場は、重賞のない土曜日であるにもかかわらず、ヴィクトリアマイル当日を上回る5万150人の観衆が詰めかけた。売り上げはともかく、入場者数を左右するのもはレースの格ではなく、もはやカレンダーや天候といった要素でしかないのかもしれない。

 

 

 

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2012年5月14日 (月)

ダッシングハニー3姉弟

日曜の東京6Rはダート1400mの3歳500万条件戦。圧倒的1番人気に応えて勝ったのは……、

W_star  

内田博幸騎手のダブルスターでした。持ったまま衝撃の7馬身差。果たしてユニコーンSに出てくるのだろうか。

この馬が注目されるのはその強さだけでなく、ラブミーチャンの弟という血統背景にもある。お母さんは、函館ダート1000mを一気呵成に逃げ切って新馬を飾ったダッシングハニー。その溢れるスピード能力は、子どもたちに余すところなく伝わっているようだ。

Loveme  

そのラブミーチャンが、5月30日の交流重賞さきたま杯に選出された。

http://www.urawa-keiba.jp/news/nws2012051401.pdf

スーニ、セイクリムズンといった強力JRA勢にラブミーチャンが挑むといういつもの構図ではあるが、スーニは浦和では2戦して未勝利。セイクリムズンにとっては初コースとなる。脚の使い処が難しいコースだけに、ラブミーチャンにも付け入るチャンスはあるかもしれない。いつまでも負けっぱなしでは、「スーパースプリントシリーズ・初代チャンピオン」の名がすたる。ワンターンにかけるのもむろん悪くはないが、もっと大きなタイトルが欲しい。

Hokuto  

ところで、今日の川崎メインに出走したホクト(※写真はクラウンC出走時)も、ダッシングハニーの産駒。すなわちラブミーチャンの弟であり、ダブルスターのお兄さんですね。今日は残念ながら3着に敗れたが、実働2年で5勝は立派のひとこと。なのに、超有名なお姉さんと、将来が嘱望される弟の間で、今ひとつ目立ってない。辛い立場であろう。心情的には彼を一番応援したくなる。

 

 

 

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