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2009年7月 4日 (土)

2009年も後半戦に突入

2009年もあっという間に半分が過ぎ、後半最初のJRA開催日を迎えた。いやはや早いもんですね。

一年の折り返しをことさら意識する人は少ないだろうが、かといってゼロでもあるまい。騎手や調教師は星勘定が気になるだろうし、主催者は売上の行く末が気になる。

G1レースで見れば、宝塚記念を終えたところで全22鞍のうちちょうど半分にあたる11鞍を消化した。その入場人員と売上はご覧の通り。まあ、良いとは言えない数字である。

フェブ 149億8254万2100円 103.8%
高松宮 131億9500万9800円  95.9%
桜花賞 190億3704万2700円 105.9%
皐月賞 207億4783万6000円  96.4%
天皇賞 211億9494万1400円  95.6%
NHK 154億9617万9700円  88.4%
ヴィク 150億1190万5600円  87.7%
オーク 167億8571万6000円  87.5%
ダービ 251億9180万 200円  90.0%
安田記 190億7313万7000円  98.2%
宝塚記 192億9244万 200円  90.5%

 (※レース名、売り上げ、売り上げ前年比)

入場人員は横ばいながら、売上は大きく落としている。ひと言で言えば客単価の減少が顕著に現れた   、そんな半年間だった。世を覆う不況の波の中にあっては、健闘している方なのかもしれない。横ばいの入場人員は、ファンの大量離反が起きているわけではないことの証左でもある。

ただ、売上減を不況のせいばかりにして何もせぬまま景気の好転を待つのでは、あまりに楽天的に過ぎる。不況は底を打ったとの発表もあったが、かといってV字回復の保証もない。景気がだらだらと低空飛行を続けるような局面をも想定し、これ以上の売上減少を避ける方策を準備する必要に迫られている。

「G1レースは売上だけのために存在するのではない」という意見もあり、筆者もそれを否定するつもりはない。現在行われている大半のG1レースは、競馬原理に基づくチャンピオン決定の舞台として、入場人員や馬券売上の多寡にかかわらず施行される必要がある。

だが、競馬が国家産業であったり、有力スポンサーの崇高なる理念によって支えられている国とは異なり、日本の競馬が馬券によって成り立っているのも事実。主催者のみならず、競馬メディアまでが売上に神経を尖らす理由はそこにある。ファンが馬券を買わなければ、メディアも打撃を受けるのである。

私は別にJRAの行く末を心配する立場ではないが、JRAの売上が落ち込めば、それに応じて馬産地や地方競馬が打撃を受けることくらいは承知している。特に昨今の地方競馬は、米櫃たるダートグレード競走を中心に、競走資源(ウマ)と賞金原資(カネ)の両面で少なからずJRAに依存している。これを理想形とは思わぬが、もしいま急な変革に襲われたら、脱落する主催者もゼロではないのである。

たとえパンクする主催者が出たとしても、それはJRAの責任ではない。だが、もしそんな事態になれば、JRAだって困るのである。みんなが困るような事態は、できるなら避けた方がいいに決まっている。

あらためて上半期のG1売上を眺めてみると、本来なら目玉であったはずの6週連続G1シリーズ(天皇賞春~安田記念)の落ち込みが、ことのほか目立つ。個々のレースは素晴らしかったが、さすがに6連戦ともなればファンの財布がついて行けなかった。箸休めがあっても良いのかもしれない。 

 

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