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2009年1月 4日 (日)

【同着論③】2戦2勝2同着

1着同着は日本ダービーや有馬記念などわが国の旧8大競走では一度もないと書いたが、本場イギリスのダービーでは19世紀に2度に渡り記録されている。ちなみに、日本の1着同着の最多頭数は3頭とも書いたが、イギリスでは4頭による1着同着がやはり2度記録されている。単勝式馬券は4通りが的中。もし3連単があれば24通りが的中することになる。JRAのシステムってそういうケースに対応してんのかな? ソフトはともかくハードの方ね。パドックの電光掲示板とかは無理っぽいでしょ。

大レースの同着に話を戻すと。2003年のアメリカ・ブリーダーズカップターフでジョハーとハイシャパラルが1着同着となったことはまだ記憶に新しいし、1992年の大井・帝王賞ではラシアンゴールドとナリタハヤブサが1着同着となった。であるから、「デカいレースではなにがなんでもシロクロつける」という概念は少なくともグローバルスタンダードではない。

JRAや地方競馬の競馬施行規定には「同着の場合における賞金は、その着順以下同着となった馬の頭数に相当する着順までの賞金の総金額を、同着馬の頭数に等分して同着となった馬に交付する」という条項がある。良く知られていることだが、1着が同着となった場合に2頭が受け取る賞金は、(1着賞金+2着賞金)÷2となる。しかし、ひと昔前は1着賞金をそのまま2頭に授与する競馬場もあったと記憶している。地方の場合、判定を不服として主催者とモメたり提訴されるケースも珍しくなく、そうしたトラブルを避けたいという主催者の思惑がそのような賞金ルールを作り出したのだと思われる。

競馬場にとって「同着」という決着できれば避けたい。舞台が大きければ尚更である。

Hana  

珍しい同着の記録としては2006年6月6日。名古屋競馬6日目2Rで、宮下瞳騎手のヘイセイチャンスと、小山信行騎手のメイショウタンドルが1着同着となったことがある。言うまでもなく、両騎手は2004年2月に結婚した夫婦ジョッキー。夫婦での1着同着は国内競馬史上初というが、夫婦で騎手というケース自体が希有なだけにそりゃそうだろうと思う。

【2006年6月6日 名古屋2R】 http://www2.keiba.go.jp/keibaWeb/PageFlows/RaceMarkTable/RaceMarkTableController.jpf?k_babaCode=24&k_raceNo=2&k_raceDate=2006%2F06%2F06

 

2003年7月19日の小倉競馬9R・日向特別では、インターコウキとエリモアスリートの2頭が1着同着となった上、ダート1700mの勝ち時計1分43秒8がレコードとなった。1レースで2頭のレコードホルダー誕生はJRAの記録にはない出来事だった。

Kokura1700  

 

2001年も押し詰まった12月30日の川崎1R。イソエイイーグルとプリンスガーデナーの2頭は3コーナーからビッシリと馬体を合わせてマッチレースを展開。ついには2頭が鼻面を揃えてゴールした。

写真判定となった1着、2着の結果が「同着」と発表されると、スタンドのファンよりもむしろ検量付近にいた関係者の方から大きなどよめきが起きることになる。というのも、この両馬はちょうど1ヶ月前の11月30日のレースでも1着同となり優勝を分け合っていたのである。しかも2頭の鞍上も前走と同じということで、史上に例のない「同一人馬による2戦連続の1着同着」という記録が生まれた瞬間だった。

【2001年11月30日 川崎4R】 http://www2.keiba.go.jp/keibaWeb/PageFlows/RaceMarkTable/RaceMarkTableController.jpf?k_babaCode=21&k_raceNo=4&k_raceDate=2001%2F11%2F30

【2001年12月30日 川崎1R】http://www2.keiba.go.jp/keibaWeb/PageFlows/RaceMarkTable/RaceMarkTableController.jpf?k_babaCode=21&k_raceNo=1&k_raceDate=2001%2F12%2F30

まがりなりにも“デビュー2連勝”を飾ったイソエイイーグルの方は、その後半年間の休養に入る。そして、今度こそ自分一頭だけの1着ゴールを期して翌年7月10日の川崎開催で復帰……するはずだった。

ところが、折悪しく関東地方に接近しつつあった台風6号の影響で川崎競馬は開催中止。この日予定されていた重賞スパーキングレディカップは翌日に振り替えて実施されたが、イソエイイーグルが出走を予定していた条件戦が振り替えられるはずもなく、同馬はそのまま登録抹消となる。

JRAの記録を紐解けば、同着を3度経験したストレンジメグロや、2戦連続して2着同着となったキョウエイヤヨイというケースはある。だが、「同一人馬による2戦連続の1着同着」とか「2戦以上のキャリアがありながら、生涯戦績が1着同着のみ」というイソエイイーグルのような記録は例がない。

 

 

 

 

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コメント

いつも楽しく拝見させて頂いております。地方競馬の
話題が多いのも、個人的には気にっています。
さて、記事の同着の件ですが、2004年のドバイ
デューティーフリーのパオリニ&ライトアプローチも
ありました。ちなみにこの3レースとも現地観戦した
私はMr.同着男と自称しております(笑)
以上、ちょっと自慢になり失礼しました。今後とも
お体に気をつけて書き続けて下さい。

投稿: むーむー | 2009年1月 6日 (火) 20時51分

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