【同着論②】凱旋門賞の失態
昨年秋の天皇賞では「2cmの差」が大きな話題となったが、フランス凱旋門賞では3着馬の「同着」が大きな波紋を呼んだ。
3歳牝馬のザルカヴァが圧勝し、日本から参戦のメイショウサムソンが10着に沈んだこのレース。3着はソルジャーオヴフォーチュンとイッツジーノの2頭の「同着」と判定されたのだが、後日になってイッツジーノの陣営が「明らかにウチの馬の方が先着している」として提訴に踏み切ったのである。
日本では写真判定に使われた写真は、公正確保のための「証拠」として競馬場内に掲示されるばかりではなく、報道関係者に配布されるし、インターネットでも公開されることになっている。
ところがフランスでは事情が若干異なる。
写真判定の写真は、競馬統轄機関である「フランスギャロ」が保管するのみで、その場でファンが確認することはおろか、報道関係者ですらすぐには入手不可である。
今回、イッツジーノの馬主がどうやってその写真を入手したのかは分からないが、提訴に際し判定写真のコピーをメディア関係者に提示したことから騒ぎは大きくなった。
写真を見る限り、確かにイッツジーノの方が前に出ているように見える。陣営が法的措置という大がかりな手に打って出た気持ちも分からないでもない。
だいたいが、ディープインパクトの出走した凱旋門賞でも、レース3日後になって勝ちタイムを5秒以上訂正するなど、我々の感覚とはちょっと懸け離れた運営をしている主催者である。結局、件の提訴は退けられてしまったのだが、馬主は納得したとしても、馬券を買ったファンは納得してんのかね? あるいは、フランス人はその程度のことでギャーギャー騒がない気質なのだろか?
もし日本で同じことやったらタダじゃ済まんね。そう思えば、目を皿にしながらたった”2cm”の差を見出したJRAの対応は当然なのかもしれない。
【凱旋門賞の判定写真】
http://www.horseracing.ch/france-galop-lehnt-protest-arczielfoto-ginolager-nd-2717.html
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コメント
フランスギャロのサイトにこの判定写真が載ってるのですが…。
http://www5.france-galop.com/photos/000105100806.jpg
普通にレース結果を検索すると、全レースの写真ありますよ。
投稿: shibashuji | 2009年1月 4日 (日) 20時52分