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2008年9月 6日 (土)

【離乳③】ロックの牡馬(後編)

昨日の前編の続き。

離乳後、2時間ほど何も無かったかの如く平然と青草を噛んでいた子馬が、突然鳴いて走り出した。母馬を探していると思われるが、不安とか寂しさもさることながら、このタイミングで突然焦燥に駆られたきっかけは、ただ単に母の乳を欲したためだと思われる。

その証拠なのかどうかは分からんが、隣の子馬のおっぱいをさぐり始めた。しかも、あろうことか相手の子馬は牡。まあ、出るわけないですな。

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あちこち放牧地を走って姿を探すが、母馬はいない。

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隣の放牧地にもいない。

 

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あっちにもいない。

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どこにもいない。

Rinyu11  

収牧されて独りの馬房に入れられるとまたひとしきり暴れる。立ち上がって前脚を引っ掛けたりして怪我をする可能性があるので、馬せん棒ではなく格子扉のついた馬房に入れる。

窓から顔を出し鳴き続ける。これは見るに悲しい光景だが、乗り越えなければならない。

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隣の馬房には先に離乳を終えたばかりの当歳がいる。顔が見ると落ち着くのか鳴きやむ。

Rinyu13  

子馬によっては、人間に八つ当たりする場合もあるという。「お母さんを返せ!」と言わんばかりに、噛みついたり、飛びかかったりしてくるヤツもいるが、この子は比較的大人しい。人間の子供たちが慰めに来たのを、ちゃんと受け入れてくれた。スムースに離乳が進んでいる現れでもある。

Rinyu14  

次の日の放牧では、もう鳴いたりすることはなかった。

  

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こういう場面に遭遇した以上、この馬がめでたくデビューを果たした暁には必死に応援せねばなるまい。母の父オジジアンにロックオブジブラルタルという配合。母の兄姉にリワードフォコンやリワードアンセルがおり、祖母はエリザベス女王杯勝ち馬リワードウイングという血統なら期待してみても悪くはなかろう。私がお金持ちなら、私が買ってしまいたいくらいだ。

(明日付に続く)

 

 

 

 

 

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