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2008年3月31日 (月)

預託料値上げだけは勘弁を

預託料が値上げされるかもしれない。

馬を持ち続けるといことは、ある意味「預託料との闘い」でもある。我々のような地方競馬の小市民馬主にとっても”預託料”の3文字は常に関心の的であり、それが値上がりするとなれば死活問題とまでは言わないまでも、生活に影響を及ぼすかもしれない。

Saka_4 

とはいえこの「値上がり」というのは決定した話ではなく、あくまで噂話。とはいえ、国際的な飼料の値上がりで馬に限らず、牛も鶏も豚もコストがかさんでいることは間違いなく、馬とて例外ではない、ということだ。

とくに燕麦は、世界的な穀物の高騰に加え、主産国であるオーストラリアの干ばつによって輸入価格が激昇。ここ2~3年で3倍以上もの大暴騰を続けているという。

競走馬1頭の餌代は1ヶ月平均で約7万円とされる。このうち7割が濃厚飼料代で占められるが、関係者の話をまとめると、「ここ数年の値上がり幅は1万円以上」という。

ついでに書くと”藁”も値上がりしているし、ガソリンの高騰は馬の輸送コストに影響を及ぼしている。新聞に「物価上昇が家計を直撃!」などという見出しが踊る昨今だが、「物価上昇が馬主会計を直撃!」でもある。

~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~

昨夜は中山競馬場でメインを撮り終えてから、ダッシュで船橋法典駅へ。武蔵野線~東西線と乗り継いで大手町に立ち寄り、とある人物にとある要職への就任を依頼するというホネの折れる仕事に挑む。が、説得に失敗。だいたい、私は普段からマジメな顔してマジメな話をするというのが苦手なんですよ。葬式でも面白可笑しいコト言っちゃうタイプだし。

Ohno1とにかく結論は出ず、ただただ疲れ果ててさらに強まる雨の中とぼとぼと帰宅。

自宅近くまできたところで、ふとリストランテ『リ・オーノ』を覗くと、日曜だというのに客はいない。フィフティーワナーは負けるし、説得も上手くいかんしで、敗北感全開のまま帰宅するのも癪なので、金目鯛のカルパッチョを肴にエチゴビールのスタウトをグビグビと飲む。

Ohno2マスターの話によると鯛やヒラメの養殖業者も潰れるところが相次いでいるのだという。え~、さきほどは「要職」で今度は「養殖」ね。ともあれ飼料コストの上昇圧力と、それに相反する納入先からの低価格圧力に、文字通り「潰されて」しまうのだそうだ。そうやって廃業した養殖施設を大手回転寿司チェーンが安価で買い取って、安い魚の確保に走っているのだという。ひと昔前まで、回転寿司といえばいわゆる代用魚全盛の時代で、ティラピア(仮想・鯛)やヨーロッパガレイ(仮想・ヒラメ)などが幅を利かせていたものだが、最近ではティラピアよりも養殖の真鯛の方が安かったりすると聞いて不思議に思っていた。100円均一の回転寿司さんは、こうやって養殖の真鯛やヒラメを確保しているのでしょうね。

Ohno3ふむふむと頷きながら、鴨のローストに手を付ける。アンチョビとミントのソースが絶妙。許されるならば白飯にかけて一気にかき込みたい。

「ようしょく」話が続いたので、ついでに「洋食」の話も。

最近でこそ、普通の鮨屋(「回ってない」という意味)でも、いろんな地魚を扱うようになったけど、とはいえ総じて石鯛、黒鯛、アイナメ、的鯛などは敬遠されるクチだと思う。旨い不味い云々よりも、地魚には独特の匂いがあったり、仕入れが難しかったりするからだろうけど、それが洋食店(フレンチ・イタリアン)の鮮魚仕入れ価格に良い影響を及ぼしているのだそうだ。

つまり、鮨屋さんが手を出さない魚を洋食店が上手く料理して提供しているからこそ、現価各が維持されているというのである。

Ohno4逆に言えば、東京中の鮨店がこぞって石鯛やアイナメを仕入れるようになると、洋食屋さんは皆困ってしまう。牛も豚も鶏も値上がりしているというのに、そのうえ魚まで値上がりしてはたまったものではないですよね。私としても、もし預託料が上がってしまったら、このフォアグラのリゾットが食べられなくなってしまう。自分の食べたいモノを我慢してまで、馬を食べさせるってのはなんか致命的に間違っているような気もするけど。

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2008年3月30日 (日)

雨んなか頑張ったのに…

一昨日から昨日にかけては、この一年あまり続いた競馬とは無関係な仕事の最大のヤマ場。その成果についてはひとまずおくとして  実はあまり良くない  ようやく朝から競馬場に来ることが叶った。もちろんメインの重賞を目の前にして泣く泣く引き揚げる必要もない。

Hanami2_2  

とはいえメインがマーチSというのはまた微妙ですな。それでも戸崎圭太騎手が乗りに来るからまあイイか、と思って遠路はるばるやって来たら、出馬表にその名前がないんですよ。ナイキアースワークが回避していたとは……。まったく知らんかった。「使わん」のか「使えん」のか定かではないが、前者なら水曜船橋の「房の国オープン」に登録があってしかるべきだが、それはない。となれば使えんということか。

Hanami向こう正面の桜は5~6分咲きといったところ。今日の寒さで桜の花もひと休みか。内馬場にも花見客などほとんどおらず、フツーに馬券買う人がチラホラとベンチに座っているだけ。繰り返しになるが、今日のこの寒さでは仕方ないか。

 

 

 

寒いとなればトイレも近くなるものだが、中にはこんな貼り紙が。

Chusha

 

…怖いですね。

メインの直前に競馬場に到着した客が、ゴミ箱に手を突っ込んで、捨てられた競馬新聞をあさる光景をよく見かけるけど、その行為の最中に“刺さる”可能性は十分あるわけだ。「高い」とはいえ、それでもたかが410円。命を賭ける程のものでもない。

MarchメインのマーチSはご覧の決着。おい、フィフティワナー!そんなもんなのか?!

やっぱ柴田善臣騎手だとこういうことになるんですかね。ちなみに昨日落馬負傷して、本来ならこのフィフティワナーに乗るはずだった横山典弘騎手の容態だが、骨にも内臓にも異常はなく“強度”の打撲とのこと。医者の話では「騎手だからこの程度で済んだけど、一般人なら頚折って死んでる」という程の事故だったそうだ。つくづく騎手という職業の危険さを感じる。

ともあれ、降りしきる雨の中、傘もさせずにただ雨に打たれること30分。そこまで頑張って撮ったのがナナヨーヒマワリというのは……。いや、ナナヨーヒマワリの実力を認めないワケではないが、「大器」といわれたフィフティワナーが、直線でちょっと競り込まれた程度でいとも簡単に土俵を割ってしまったことがガッカリ。

打ち拉がれて帰宅する途中、スズカフェニックスを追いかけて中京に行ってるカメラマンの方からメールが入る。帰りの電車が大混雑なんだそうだ。向こうも雨だというからさぞやファンの出足も鈍かろうと思っていたが、いやさすが中京競馬場が一年でいちばん熱くなる一日ですな。

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2008年3月29日 (土)

”オグリキャップⅡ”はアリか

せっかくなので馬の名前の話の続き。

一昨日の大井競馬の出馬表に「ユキノサンシャイン」という馬名を見つけて「あれ?」と思った。以前に、同じ名前の馬がJRAで走っていた記憶があるからである。

ただ、それがいつ頃の記憶だったのかが今ひとつハッキリしない。ここんとこ、私の頭はそうとうくたびれているので、このユキノサンシャインは、私がかつてJRAで応援していたユキノサンシャインなのか? あるいな2代目のまったく別の馬なのか? そんな事を考えたら、仕事がまるで前に進まなくなってしまったのである。

で、今になってようやく調べてみると、やはり2代目だったことが判明。私がJRAで応援していた先代が走っていたのは今から10年以上も昔の話。それをつい最近のことと勘違いしたのだから、私も相当参っていたのだろう。今もまだ引きずってるけど……。

ElcodorpasaJRAのルールでは、重賞未勝利馬の馬名はその馬の登録抹消から5年が経過すれば再利用が可能となる。ユキノサンシャインは重賞を勝っていないから、まさにこの例。他にもニシノフラワーやエルコンドルパサーなど、名馬に”2代目”は結構多い。

重賞勝ち馬の名前となると登録抹消から10年間待たなければならない。さすがに重賞勝ち馬の2代目ともなると名前を付ける方にも遠慮があって、なかなか例を探すのは難しいが、1992年に毎日杯や京都4歳特別など重賞3連勝をマークして種牡馬にもなったヒシマサルがこのケースに該当する。

先代ヒシマサルは昭和30年代に安田記念や毎日王冠を勝った快足馬。先代もやはり種牡馬になっており混乱が心配されたけど、2代目はアメリカに輸出されて「Hishi Masaru」となっているから問題ないのかな? どうなんだろ?

しかし、ファンの心の整理という観点からすれば話はそれほど単純ではない。2代目ヒシマサルが大活躍すると、先代を知るベテランの競馬ファンから「まぎらわしい」とか「思い出が汚された」などという苦情がJRAに殺到したそうだ。

実際、「GⅠ勝利馬の馬名は再利用禁止」という規定があるにはある。ただ、昭和30年代の安田記念は、現在ほどの格式を持たないハンデ重賞。そこはJRAの考えひとつだが、それを「GⅠ相当」とは認めなかったのだろう。

ちなみに、国際的にはどうなのか?

Specialweekよもや「Hishi Masaru」などというネーミングが海外でなされるとは思えないが、「El Condor Pasa」や「Special Week」なら海外で使われても不思議はない。

実は、こうした日本における名馬の名前は「国際保護馬名」の認定を受けており、外国でも同名は登録できないことになっている。現時点で、国際保護馬名に登録された(あるいは登録される見通しの)馬は、種牡馬を含めて以下の32頭である。

シンザン、スピードシンボリ、タケホープ、クモハタ、ヒンドスタン、コーネルランサー、ハイセイコー、カブラヤオー、クライムカイザー、ラッキールーラ、サクラショウリ、カツラノハイセイコ、オペックホース、カツトップエース、バンブーアトラス、ミスターシービー、テスコボーイ、シンボリルドルフ、カツラギエース、シリウスシンボリ、ダイナガリバー、ノーザンテースト、メリーナイス、サクラチヨノオー、ウィナーズサークル、アイネスフウジン、トウカイテイオー、エルコンドルパサー、スペシャルウィーク、テイエムオペラオー、ジャングルポケット、タップダンスシチー、ゼンノロブロイ、ディープインパクト、アドマイヤムーン

これを見て、不思議に思われる方も多いと思う。

まずナリタブライアンがいない。オグリキャップもスーパークリークもいない。ゼンノロブロイはいるのにシンボリクリスエスが漏れている。

これはジャパンCが国際GⅠに認定された1992年以上、認定基準が厳しくなったからで、それまでは日本ダービーを勝てばほぼ認定だったのが、近年ではジャパンCが認定レースとされるようになったため。だから「Oguri Cap」という馬が海外で競走馬登録されてJCなどに来日することも十分考えられるわけだ。まあ、いくらなんでもないだろうけど。

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2008年3月28日 (金)

せっかちなアッミラーレ産駒

競馬とは無関係な仕事がヤマ場を迎えつつある。

だが、その”首尾”となるとあまり芳しくない。川崎記念を捨て、フェブラリーSも捨て、弥生賞に始まる今年の3歳クラシックをほぼ棒に振りながら東西奔走したにも関わらず、結果が伴わない!

今はどうしようもない無力感の海にどっぷりと浸かっております。

(-_-;

ともあれ競馬のお話。

3月19日付「ボンキュッボン8戦目」をなにげなく読み返していたら、オーナーが「相手」と言った7号馬と、私が「ボンキュッボンに勝てるとは思わないけど、気配は良い」と言った3号馬の2頭の馬券を買ってたら的中してるんですね。馬単で2870円。結構な配当である。まあ、それと言うのも、圧倒的一番人気のボンキュッボンが飛んだからなんだけど…。

Bkb2 

いずれにせよ馬券はいっさい買っていないので、懐が暖まるようなことには至らず。

それにしても、このレースは8頭立てながら変わった名前の馬が揃った。通常、発走直前に場内アナウンサーが馬名を1号馬から順に紹介するが、その最中にスタンドから失笑が漏れたほど。

 マチコセンセイ
 ハヤスギテゴメンネ
 サイショワグー
 ボンキュッボン

ちなみにこのレースを勝った7号馬とはサイショワグーである。「サイショハグー」ではない。後者でも良いような気がするけど、一見しただけでは「Saisho haguu」と読まれてしまうケースが多そうな気がするから、「サイショワ」で正解なのだろう。

周知の通り、馬名には文字数以外にも制約がある。不真面目な馬名登録を認めないという農水省通達が出されたのは古く、なんと昭和6年にまで遡る。その通達には、「オヤオヤ」や「ヤレバワカル」などの登録拒否例も附記された。変わったネーミングをする人は昔からいたわけだが、その当時に比べれば現在の馬名審査はほぼザルと言っていい。「オヤオヤ」はダメだったが「イヤダイヤダ」は通るし、「ヤレバワカル」はダメでも「コレデイイノダ」が通る時代である。

そういえば、美浦の畠山吉宏厩舎にセッカチセージという3歳牡馬がいる。すでに2勝をマークし、ヒヤシンスSでも3着になった実力馬だからご存じの方も多いはず。珍しいアッミラーレの産駒である。

オーナーは、松田整二さんとおっしゃる方で、とても”せっかち”なお方らしい。

言いたいことはもうお分かりですね?(笑)

ともあれ、アッミラーレの産駒が活躍してくれれば痛快至極。ただこの馬、牝系に目を向ければ”二流血統”などということは決してない。祖母は牡馬を相手に函館記念や京都記念など重賞4勝をあげた女傑ワコーチカコであり、すなわちスターロッチの血を汲む名牝系である。逆に言えば「それでよくアッミラーレなんか行ったな!」と思わないでもないが、アッミラーレ産駒は今年も40頭以上が誕生予定だというから産地では人気なのだろう。アッミラーレ自身の母系が、ちょっと日本では珍しいラインというところも”付けやすさ”にひと役買っているのかもしれない。あとはターフスポートの牧場サンが積極的に付けてるんでしょうね。

なんにしても、ここまで走っていれば文句は無し。セッカチセージの配合を決めた方の慧眼には敬意を表する。

次走については4/6の中山・伏竜Sという説が流れているようだが、今の時点でまだ放牧先に居るのでそこは難しいだろう。いずれにせよ活躍を期待したい一頭。

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2008年3月27日 (木)

競馬に花見はつきもので

泥沼の如き「競馬とは無関係な仕事」にどっぷり嵌り込んでいるうちに、いつの間にやら世間では、花見の日取りを心配する時期に差し掛かっているようである。私自身は「桜」も「皐」もなさそうな春を過ごす雰囲気になってきたが、競馬のあるシーンに桜が似合うことに異議はない。

Sakura1 

中山競馬場、阪神競馬場、馬事公苑、根岸競馬博物館、競馬学校…。競馬関連施設には桜の名所が多い。JRAに限らずとも、大井競馬の小林トレセンや浦河のBTC周辺も桜の名所として知られている。4月第一週の中山競馬場は”お花見競馬”で賑わうが、時間にゆとりがあれば西船橋駅からのんびり歩き、競馬場南入場門付近の桜並木を通っていただきたい。満開時の眺めは壮観である。

北の水沢競馬場も桜の名所として知られる。

4月下旬になると期間限定でバックストレッチの向こうにある桜並木が一般に開放され、「お花見競馬」が堪能できる。一帯は北上川の土手沿いに約150本のソメイヨシノが並んでおり、ゴール地点は見にくいものの普段見ることのできない「向こう正面の争い」を見ることができるようになる。

もちろん飲食も可。競馬場がバーベキューのセットを販売するという粋なサービスもあり、評判は上々のようである。ただし馬を驚かしかねないのでカラオケは厳禁だという。

Sakura2「競馬」と「花見」は日本の競馬黎明期からすでにセットとなっていた。

常設の競馬場として日本に最初に作られたのは根岸の競馬場だが、実質的な運営者は日本人ではなく横浜に居留していた外国人である。国策としての競馬の必要性が高まる中、明治17年に上野・不忍池の周囲にコースが造成され、不忍池競馬が始まった。明治天皇も臨席されたことで知られるが、桜の季節には同時に花見も楽しまれたとのことである。競馬は明治27年までの10年間続いた。

鹿児島県の串木野市では、毎年この時期に「浜競馬」というイベントを実施している。もとは荷馬車関係者の花見の余興として始まったイベントだが、昨年で50回目という伝統を誇り、県外からも観光客が押し寄せるという。やはり昔から「競馬」と「花見」は密接なつながりがあったのだ。

ただ、こちらの浜競馬にはポニーや農耕馬、そしてサラブレッドに加え、いわゆる「肥育馬」も競走に参加するとのこと。

私は食用としての馬飼育を否定する者ではない。私自身が食べることはないが、私の隣で他人が馬刺しを美味しそうに食べていたところで、それを咎めたりすることもない。それでも、それを競走させるというのはまた別。肉牛や豚を競走させるイベントの類似系だと思えば良いのだろうけど、それでもやはり違和感を禁じ得ない。

「一度、浜競馬を見に行ってみたい」などと思った時期もあったが、実際に行った人の話を聞けば、「生涯最後の走り!」などと言われながら競走させられる肥育馬もいると聞いて、完全に引いてしまった。もちろん成熟した馬文化のひとつの形態であることには違いないと思う。ただ、それを見たいかどうかというのは、また別の問題ということです。

なんか、最後は花見とはまるで別の話になってしまいました。失礼。

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2008年3月26日 (水)

最下位からの巻き返しに期待

ちょっと時間が空いたので、いつもより早めの更新です。

今日の大井10R京浜盃にはヴァイタルシーズが、11Rスターロード賞にはライトハートが出走する予定である。Vital

 

2頭とも私と縁のある馬であることは、このブログを長く読み続けている方はご存じだと思うが、この2頭は2/21にも同じ日のメインと最終レースに続けて出走したことがある。

その時の結果は、

 ヴァイタルシーズ 雲取賞 3番人気で最下位
 ライトハート 早春賞 1番人気も2着惜敗

という具合に、いち応援者としてはいずれも歯痒いものであった。シンガリ負けはもちろん悔しいが、2着という着順も相当悔しい。「もうちょっとどうにかならんかったか?」と思ってやまない。

その後ライトハートは3/12の花月賞に出走するも落馬競走中止の憂き目に遭う。(※3月12日付「幻の”3馬身差圧勝”」参照)

Light

 

ここのところ、私が応援する馬は人気を集めながらもやたらビリになることが多くて、競馬場に行くことを逡巡してしまうほどですよ。私が疫病神になっているのだとしたら気まずいですからね。

でも、今日はそんな理由とは別に競馬場には行けそうもない。例の競馬とは無縁の仕事が週末にヤマ場を迎えるとあって、どうにも身動きがとれない状況である。

ヴァイタルシーズの前走は、追い切り本数が足りず、リアルに”調教代わり”だった。またライトハートの前走は、スタート直後に拍車が入ってしまって驚いた馬が尻っパネを見舞ったということで、当時テン乗りだった的場文男騎手も2戦目となれば対応してくれるだろう。

前にも書いた通り、的場騎手は案外落馬が多い。拍車による落馬は当ブログの昨年7月22日付「的場文男騎手またも落馬で」も参照されたい。

いずれにせよ両馬とも前走の敗戦には明確な敗因があり、今宵巻き返してくる可能性は十分にあるだろう。期待したい。

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2008年3月25日 (火)

バーナスコーニは買いか?

昨日の続き。

昨日付ではバーナスコーニについて「新鮮さがあり楽しみな存在」と書いてはみたが、馬券となると話は別かもしれない。だいたい、この馬はC1クラスという格付けにあってどれほどの実力なのか? ひょっとしたら、C1ならメチャクチャ強いのかもしれないし、逆に競馬にならないくらい弱いかもしれない。まるで分からない。

NARのデータベースで「バーナスコーニ」を検索するとその戦績が分かるが(※下記参照)、初勝利はイギリスのどこかの競馬場(不明)。”ダート”と記載されているが、イギリスのダートはいわゆるオールウェザートラックであり、日本のダートとは大きく異なる。良馬場の勝ち時計1分18秒フラットというのも1200mとしてはやたらと遅いが、オールウェザーだとだとこんなもんなのか?

(※NAR地方競馬情報サイトよりバーナスコーニ

だいたいが、負けたレースでの走破時計や着差もなく、レースの頭数も分からない。これから各新聞社ががんばって調べるのかもしれないが(しないか?)、データを重視する日本のファンは手を出しづらい馬券になるだろう。となれば最初は様子見。外国既走馬がの登場がすぐさま馬券売上に結びつくことは考えづらい。

とはいえ、出走頭数不足に悩む他の地方競馬場でも、水面下で既走外国馬の転入について検討を始めているという。となれば、生産界も関心を置かずにはいられまい。馬券売上はさておき、少なくとも一部関係者の関心を上げることだけは、間違いなさそうだ。

それにしても、バーナスコーニの戦績は、見れば見るほど分からないことだらけですね。

4着に負けたデビュー戦。オールウェザーの1430mの3歳未勝利戦での負担重量が「58.5キロ」とあるのだけど、なんでいきなりそんな背負わされるんだろ? 向こうはメイドン(未勝利戦)でもハンディキャップレースってあるんだっけ?

こんど合田さんに聞いてみようと思いつつ、いま2005年のJCダートに出走したエキセントリックの戦績を調べてみたら、デビュー2戦目の未勝利戦(オールウェザー・1マイル)で59.5キロ背負ってる。向こうはレースごとに条件が細かく区切られていて、同じ”メイドン”(未勝利戦)でも、いろいろ個性を持たせようとしているから、そういうこともあるのかな?

まあ、いずれにせよバーナスコーニについては、一度見てみないと何とも言えませんね。

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2008年3月24日 (月)

来襲した”黒船”はC1級

今日から大井はトゥインクル開催。開催時刻が遅れるだけの話ではあるが、“開幕”を祝う様々なイベントが目白押しだ。新キャラ『うまたせーぬ』なども、ごく一部のファンの間で早くも話題沸騰の模様。心配された雨もあがって、大井関係者は胸を撫で下ろしていることでありましょう。

例年なら野次馬根性丸出しで冷やかしに行くところだが、今年はそうもいかない。午後は府中に。そして日が暮れてからは川崎で仕事でござる。一見すると競馬場巡りのような移動ぶりだが、これが競馬とはまるで無関係なもんだから腹が立つ。

だいたいが、本来なら今週は川崎競馬の開催週のはずなのに、諸事大人の事情により“一回休み”を食らわされた。うまくすれば、そのまま競馬に突入できたのに…。

そのぶん先週の浦和開催では川崎の馬が優先的に出走できたワケだけど、もちろん桜花賞だけは別ね。勝ち馬はたしかに川崎の馬だったけど、あの馬は出走優先順位12番目で、たまたま収得賞金上位馬が1頭回避したので、フルゲート11頭に滑り込めた。まあ、そういう“運”も含めて、クラシックを勝つには様々な要素が必要になるということですな。

話が大きく逸れた。大井に話を戻す。

今開催(3/24~31)にはバーナスコーニの登録が無かった。

ご存知の通り、地方競馬では初となる外国既走の転入馬である。先日14日の能力試験では1500mを1分39秒5で合格。時計はかかったが「わざと砂を被せた」(堀調教師)というからあまり気にすることはなさそうだ。

もとより海外での成績は7戦2勝。番組賞金600万でC1格付けに過ぎず、いきなり怪物級の走りを期待するわけにもいかない。脚元に不安があるらしいから、おそらく一開催様子を見て能力試験の反動が無いことを確認するつもりなのだろう。来月7日からの大井開催で、坂井英光騎手で”日本デビュー”を果たすものと思われる。

バーナスコーニは米国ケンタッキー州生まれの4歳せん馬。父ラーイ、母アルジェンティーナ(母の父ストームキャット)という血統で、生産者はダーレーである。昨年1月にイギリスでデビューし、オールウェザートラックを2戦して1勝を挙げた後、アメリカ南カリフォルニアのP・ギャラハー厩舎に移籍。そこでは芝とダートを使われ5戦1勝の成績を残した。アメリカでの1勝もダートである。

ファンとしては新鮮さがあり楽しみな存在だが、生産者にとっては一大事。昨年3月に海外既走馬の転入を発表した時から生産者団体は大反対の立場を取っていたが、実際には海外既走馬が転入してくることはあまり現実的には考えていなかった。バーナスコーニが活躍するようだと、これに続く動きも出てくるはずだ。

(明日付に続く)

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2008年3月23日 (日)

スマイルジャックの”お行儀”

なんとスプリングSの行われる中山競馬場に来ている。記念すべき2008年最初のJRA重賞レース撮影である。いやぁ、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

冬場の競馬をほとんど休んでしまった私にとって、この時期の3歳限定重賞は正直厳しい。何せほとんどのメンバーが初顔と来ている。重賞レースを目前に控えた興奮よりも先ず、「サダムイダテンってこんな馬体なのか」とか「噂には聞いていたけどショウナンアルバってのはスゴそうだ」なんつー具合に“勉強”から入らざるを得ない。

ところが勝ったスマイルジャックだけは、メンバー中唯一の旧知の仲。昨夏の新潟から走り続けてきた馬が、この時期にポコッとGⅡを勝ってしまうあたり、今年の3歳クラシックを象徴してますな。サンデーサイレンスにタニノギムレットという配合は、いかにも皐月賞向きに思えるが、今年はそうしたセオリーがことごとく覆されているので、果たしてどうだろうか?

さっきも書いたように、ショウナンアルバを見るのは今日のレースが初めてで、正直スタートからゴールまで彼の走りに釘付けになってしまったのだけど、難しい馬に正攻法の競馬を覚えさせるのは簡単ではないということですね。

Shonanalbaあれだけメチャクチャなレースをして僅差3着という結果に、検量室界隈は「皐月賞は(ショウナンアルバが)勝つだろう」という話で盛り上がっていたけど、あれは簡単には治らないと思いますよ。もし、皐月賞でも人気するようなら張り切って逆バリするんだけど、いま馬券買うの控えているんで、指くわえて見てるだけになるでしょう。

そういう意味ではスマイルジャックのお行儀の良さが印象に残った。「確定」が出て、肩掛けを掛けられたそのタイミングで阪神競馬場の阪神大賞典がスタート。中山のスタンドでも実況が始まり、ファンは歓声を上げた。

だがそんな喧騒にあって、スマイルジャックは平然と立ち止まっている。しかも阪神大賞典のレースが1周目のゴール板を過ぎたあたりで、口取り撮影が始まったのには驚いた。実況の声やファンの歓声を聞けば、当然ながら馬は興奮する。だから、口取りは関西のメインが終わってから行われるのが普通だ。

Smilejack阪神大賞典の馬群が4コーナーを回ると中山競馬場のスタンドからも地響きのような大歓声があがった。

だが、スマイルジャックは動じる様子もなく、おとなしく写真を撮られている。これには感心した。あるいはこうした気性の良さ(鈍さ?)こそが、昨夏から長く安定した成績を続けている大きな要因なのかもしれない。

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2008年3月22日 (土)

フラワーC当日の顛末

昨夜は競馬とは無関係の仕事が押しに押して、帰宅は深夜2時過ぎ。何も考えずにただ眠って、今朝は7時に起床し、午前中は家庭の事情でクルマを運転してあちらこちらへ。寝不足な上に、昨日も書いたように花粉症の薬を服用しているので、クルマの運転には神経を使う。しかも都内はどこも大渋滞。20日が荒天だったことで、今日が墓参りのピークなのか。

疲れ果てながらも大手町へ行って競馬とは無関係の仕事の続き。昨夜の続きで、膨大な分量のメモ起こしの”校正祭り”に突入。

……が、眠くて集中できん。黙って座って字を追っているだけで、まるで役に立たず。

それでも周囲の皆さんのおかげで、校正祭りは予定よりも早く終了。時計を見れば15時ちょい前で、急げば中山メイン・フラワーCに間に合うかもしれない。

ダッシュで東西線の乗り場へ。こうなれば目も覚める。

BerraフラワーCといえば、去年はベッラレイアが除外されて中京の自己条件に回るという出来事があった。今年はどうなのか?と思ったりもするが、なんせ予備知識というものがない。出走メンバーにも、一頭たりとも知ってる馬はおらず、ましてやチューリップ賞やフィリーズレビューの結果もよく知らんとなれば、このレースに興味を持てと言う方に無理が生じる。ましてや馬券などに手が回るはずもない。

それでも内田騎手が乗るようなので、一応そこに興味のポイントを絞る。JRAに移籍してから4週目。ボチボチ“移籍後初重賞”なんてシーンがあってもおかしくはない。力関係があやふやなこの時期の3歳重賞である。騎手の技量ひとつでレースを動かすことも可能だろう。

そんなことを考えつつ東西線乗り場までやってきて、ホームへと続く階段を駆け降りた私の目の前で西船橋方面行き電車の扉が閉まった。

次は15時03分とある。

西船までは30分かかるかから、これ間に合わんよねぇ。

いつもなら、こういうのってギリギリ間に合うパターンが多いワタクシであるが、これは勝負する前から勝敗は見えている。西船駅からタクシーを使おうにも、あの界隈は霊園が多く、おそらく競馬場周辺は救いようのない”墓参り渋滞”であろう。結局、フラワーCは諦めるほかはない。何より一度は「行ける」と思ってしまっただけに落胆も大きい。

Sushiそんでムカっ腹を立てて、夜は近所の『寿し長』で腹いっぱい鮨を食べてエラくお金がかかった。こんなことなら、夜まで校正祭りが続いていた方が、まだマシだったかもしれない。

それにしても内田博幸騎手のレッドアゲートは惜しかったですね。ペースが遅い中でもキッチリ折り合って、最後も凄い脚で伸びて来てはいた。あとは相手のあることだし仕方ない。乗り役としてはじゅぶん仕事はこなしたんじゃないか。残念ではあるが、私の不在の時に”JRA騎手での初重賞”が達成されなかったことについては、そこはかとなく”安堵感”も漂う(笑)

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2008年3月21日 (金)

クラシックは花粉症の季節

Kamogaya一応、私もご多分に漏れず「花粉症患者」の一人なので、この時期になるとマスクが欠かせない。実際にはスギよりもカモガヤのアレルギーが強く、5月半ばあたりからは今以上に症状が悪化する。つまり私の場合、クラシックの足音と共に徐々に辛い症状が表れ始め、オークス・ダービーの頃に症状のピークを迎えるわけだ。あまり嬉しい話ではないが、こればかりは致し方ない。

カモガヤは川原に自生するイネ化の植物。これを別名の「オーチャード」と呼べば、馬が好んで食べる“牧草”ということになる。

それにしてもカモガヤのアレルギーというのは辛い。5月というのは散歩するには絶好の季節である。なのに、陽気に誘われてうかつに二子玉川あたりまで足を伸ばすと、あたり一面カモガヤだらけで死ぬ思いをすることがある。

ところが、北海道の牧場でカモガヤに囲まれていても、さほど苦しみを味わうことなく過ごせるから不思議。種類が微妙に違うのか、環境の問題なのかは定かではないが、北海道で花粉症が話題にやることが少ないことからも、何らかの差異は存在しているようだ。

Bokujo 

花粉症でいったい何がもっとも辛いか? それは、鼻が詰まると料理の味が分からなくなってしまうこと。異論・反論は相当あるだろうが、私個人としてはこの一点に尽きる。

CXのTV番組『メチャイケ』の名物コーナーに、目を閉じ、鼻をクリップで塞いで、文字通り舌だけから得られる情報だけで料理を当てるというゲームがあるが、確かに“味わう”という行動において鼻が果たす役割というのは絶大である。我々ば、口腔に広がる香りも“味”の重要な要素として知覚しているからで、鼻をつまんで料理を食べたところで何となくピントのボケた味わいになってしまう。

だから最近は飲み食いの話が、このブログに登場しないわけだ。もちろん、あまりに忙しくて、それどころではないという事情もあるにはあるが、それでも先週はどうにか時間を作って八雲『すし独楽』や大船『ひな鶏・小山』に足を運んだ。前者は2時間余り。後者に至っては、静岡から横浜への移動の途中のわずか1時間という滞在で、むしろ店側に迷惑をかけてしまった感も拭えないのだが、どちらの店も“今年初”の訪問という、まあ「忙しい」という理由だけでは済まされない始末であったことは間違いない。

同じように、今年に入ってからまだJRAの重賞を見ていないという現状は、何かとてつもなく大きな間違いであるように思う。今週末も土日は別の仕事で埋まっているのだが、ボチボチ何とかしなければ。

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2008年3月20日 (木)

ポーカーアリスに会いに行く

3月も残り3分の1という段になってようやくの「全休日」。正直、これほどまで働きヅメの日々というのも記憶に無い。障害初、もとい生涯初ではないか。

そんな貴重な休みの日にJRAの開催がないのは残念と言うほかないが、だからといって重賞も無い浦和にわざわざ行くというのも侘しい。やはり、ボンキュッボンを見た翌日となれば、ポーカーアリスを見に行くというのが“人の道”か。

しかし、今日は彼岸の中日である。「渋滞の特異日」として、賢明なドライバーなら外出を控えると言われるほどの一日。私は、普段からクルマを乗り回すタチではなく、墓参りとも縁の遠い生活を送っているわけだが、今日を逃せば次のチャンスがいつ訪れるか。いや次のチャンスそのものがあるかどうかの保証も無いワケで、覚悟を決めてアクアラインを渡った。

だが私は“覚悟”の相手を大きく誤っていたようである。夕べから降り続く雨は、今では台風なみの暴風雨。おかげで渋滞の心配はなくなったが、今度はアクアラインの“通行止め”を真剣に心配しなければならない。

海ほたるPA周囲の海域はごらんの大シケでござる。

Shike

 

それでもどうにか無事到着。暮れに船橋の厩舎で会って以来だから、3ヶ月ぶりということになる。

1月末にここにやって来た時は、背中から腰にかけてガチガチに固まってしまっていたらしいが、ササ針と1ヶ月の完全休養が功を奏して今はほぼ完治。クビが高い走法ゆえ、背腰に負担が来るのはある程度仕方のないところだが、となれば普段の調教のやり方やその後のケアも考えなければなるまい。

人懐こいところは相変わらず。

Pa 

今は軽目のキャンター程度の調整だが、入厩までこのままペースを上げずに“ふっくら”と作っていくという。始めればすぐに仕上がることは分かっているし、あまりハードに攻めて神経質な部分が出ても困る。実際「カイ食いが細い」ということで、その辺に苦心しているようでもある。

Tachisugata

 

なんにせよ、牝馬はいろいろ気を遣いますね。オトコ馬ならガンガン攻めていけるモンですが。

乗り運動の担当サンにも話を聞く。内田博幸騎手不在の南関東にあって、果たしてポーカーアリスの背中に誰を乗せるべきか。騎手選びでは昨年暮れに不毛な神経を使わされたので、今後はそういう悩みとは無縁でいたい。とにかく神経質なところがある馬なので、いきなり拍車をブチあてるような騎手は間違ってもNG。となれば、戸崎、御神本、今野、あたりにお願いするべきだろうか。厩舎事情を考えると戸崎は難しいだろうから、残る2名ということになりますかね。個人的には”馬アタリ”のやわらかい戸崎騎手にお願いしたいが、今年の南関東リーディングを狙おうかという”大御所”ともなれば、そうそう簡単にお願いもできないか。

とはいえポーカーアリスの復帰戦はJRAの芝戦を予定しているから、まずは内田博幸騎手にお願いすることになろう。でも、果たして乗ってくれるだろうか?(笑)

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2008年3月19日 (水)

ボンキュッボン8戦目

ボンキュッボンの8戦目は桜花賞当日の浦和2R、3歳二組の1400m戦。いわゆる自己条件戦である。

8頭立てと少頭数ながらボンキュッボンはまたまた大外8番枠からのスタート。1400m戦だから、さほどの不利ではないか、ゲートを決めて外から切れ込んでしまえば、むしろハナを主張しやすいかもしれない。

それよりも今日は馬場状態が大きなポイントとなりそうだ。良馬場で「馬場状態がポイント」なんて言うのも珍しいが、それだけ彼女が走る時は道悪ばかりだった。メジロライアン産駒といえば道悪をこなす印象が強いが、芝とダートの道悪ではまるで違うし、もちろん個体差だってある。とにかく彼女は泥を被るのをいたく嫌うらしい。前回の雨は先週の金曜日で、すでに5日が経過。「パサパサ」とはいかなかもしれないが、泥が跳ねて彼女の気を損ねるようなことはあるまい。

今日は午後から雨の予報が出ている。実はこのレースは午後に組まれていたのだが、頭数が減ったことで2レースに前倒しになった。“追い風”と捉えたい。

パドックでのボンキュッボンは相変わらずチャカつき気味。だが、相手となる7頭を見れば彼女の馬っぷりの良さは抜けている。多少イレ込んでいたとしても、この相手なら負けることはあるまい。敗れたとはいえ、暮れの東京2歳優駿牝馬でハナを奪ったスピードはダテではない。

浦河のオーナーから電話が入って、やはり「ここは負けられない」という話になる。「相手になるのは7番かな」と言うオーナーに対し、「ボンキュッボンを負かすまではないだろうけど3番もイイですよ」と私も言ってみる。本当に、まったく、微塵たりとも、ボンキュッボンが負けるとは思ってなかったのだ。少なくとも、この時までは。

Bkbだからなのだろう。シンガリ負けという事態を上手く飲み込めなかった。いま思い返せば「負けるわけがない」などという思い上がった姿勢にも間違いがあった。そこは深く反省する。それでもこの相手に負けた現実は重い。思い描いていたビジョンをすべて白紙にせざるを得ないような一大事である。

何より敗戦がはっきりしないことが混乱に拍車をかける。坂井英光騎手は「掛かって掛かって、どうにもならなかった」と言う。でも、掛かるのはいつものことで、ことさら驚く事実ではない。その程度ではJRAの馬相手に僅差の3着に粘った直後のレースで、それより遥かに軽いメンバー相手にシンガリ負けを喫したことの説明にはならない。

敢えて理由を探せば、輸送競馬がダメということになるのか。比較的成績が安定している川崎での戦績と、他場のそれとの間には、そう思わずにはいられないほどのギャップが存在する。

メインの桜花賞はいかにも浦和の桜花賞というような淡白な競馬。私は事情があって観戦できなかったが、正直言って雨の中わざわざ見るようなレースとは言えなかった。

ここにボンキュッボンが出ていたら果たしてどうだったか。あるいはポーカーアリスが出ていたら……。

なんてコトを考えたところで何も始まらないのは分かってはいるのだが、考えずにはいられない性分なんですな。1分43秒9というとてつもなく平凡な勝ち時計がまた、そうした思いを増幅させるのである。

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2008年3月18日 (火)

避けられぬレース中の事故

先週日曜の中山8R、ダート1800mの4歳以上500万下条件において、高山太郎騎手騎乗のコールトゥアーミーが馬体に故障を発症し最終コーナーで転倒。さらに巻き添えを食う形でモルフェテレス(江田照男騎手)、ケーライアン(伊藤工真騎手)、カツイチヴィーナス(田中勝春騎手)、ベルモントガロップ(石神深一騎手)も相次いで落馬するという大きな事故があった。

この結果、コールトゥアーミーが右第1指関節開放性脱臼、モルフェテレスが右上腕骨粉砕骨折でそれぞれ予後不良。高山太郎騎手が左膝部打撲、江田照男騎手が左肘部・左耳介部挫創、田中勝春騎手が腰部打撲と診断され、9R以降に騎乗予定のあった江田照男騎手、田中勝春騎手はその後のレースで乗り替わりとなった。

平成になってからの多頭数の落馬事故は、平地戦では1998年9月13日の中山12Rの6頭、障害戦では1999年11月20日の京都10R京都ハイジャンプの7頭の例があり、今回はそれ以来の大事故ということになる。

Dirt日本の騎手のフェアプレーぶりは国際的にも定評がある。が、それでも事故は避けられない。馬の故障は時間と場所を選ばず、不測の展開も災いの元になる。レースの安全度を「落馬の危険性」という側面から見れば、多くの方は「平地の方が安全」と捉えるだろう。しかし、いったん事故が起きてしまうと、平地は障害より密集した展開が多いことから大きな連鎖反応を起こしやすい。日曜の事故も、まさにそんな展開だった。

昭和まで遡れば、1964年10月31日の中山競馬と1977年11月5日の京都競馬で、それぞれ7人の騎手が落馬事故に巻き込まれている。双方ともやはり平地での競馬だった。うち京都の事故では松若勲騎手が亡くなるに至っている。

悲惨な落馬として有名な事故といえば、中山大障害を3勝もした障害の名手・目時騎手の事故。1960年7月3日の中山5レース障害戦。ハナフブキに騎乗した目時騎手は、障害飛越の際に落馬したもののアブミが外れずにそのまま馬に引きずられ、8か月も意識不明のまま翌年になって死亡した。ハナフブキは気性が荒いことで知られ、目時騎手自身も「オレはこの馬に殺される」と話していたが、そんな冗談が本当になってしまったのである。

ちなみにこの年(1960年)、JRA騎手はまるで祟りにでも遭ったかのように相次いで落馬事故に見舞われた。わずか一年間で4人がレース中の事故で命を落としている。

落馬による殉職者は2004年の竹本貴志騎手まで19人。地方を入れればもっと大きな数になるだろう。2000年に浦和の松井達也騎手、2006年には船橋の佐藤隆騎手が亡くなった。命を落とさずとも、福永洋一氏のような例はひとつやふたつではない。つくづく騎手は危険な職業だと思う。

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2008年3月17日 (月)

荒尾と岩手が手を組めば

昨日の続き。

昨日は「地方共同法人」として生まれ変わったNARといえども、全国各地の競馬場の利害関係を調整するのは並大抵ではないぞ、といったところで終わったのだが、上手いことやっている競馬場もあるのでご紹介しておく。

Araoご存じの方も多いだろうが、荒尾競馬は冬シーズンに限り、岩手競馬から騎手と馬を借り受けてレースを編成している。岩手から高橋悠里、山本政聡、菅原俊吏の3人の騎手と、50頭の競走馬が荒尾に滞在し、荒尾のレースを盛り上げることに一役買っているわけだ。

現在の荒尾所属馬は400頭弱で最盛期の半数程度。12頭のフルゲートに対して多くのレースが5~7頭立てで、しかも毎度同じようなメンバー構成となることから、迫力不足な上に予想の楽しみもない、全くつまらないレースが続いていた。

Yuki一方、岩手競馬は1月中旬に年度の通常開催を終えると3月末の特別開催まで約2ヶ月間のシーズンオフに突入する。そこに目を付けたのが、荒尾競馬組合の杉野繁治事務局長。「開催休止期間だけでも馬を借りられないか」と岩手側に打診したところ、馬の輸送費などの諸経費を荒尾側が負担することで話がまとまった。

岩手から荒尾に帯同している山本政聡騎手は、例年なら岩手競馬のシーズンオフの期間は牧場で働くなどして生計を立てていたという。「収入面でいうと、牧場仕事とトントン。でも、レースに出ることで騎乗勘は保たれるし、勉強になる」と前向きな姿勢を見せる。また、馬を提供した三野宮通調教師も「損得を考えては来られない。地方競馬同士の持ちつ持たれつです」と語るなど、損得勘定抜きでやれることはやろうという姿勢が伝わってくる。

荒尾側にしても、頭数が増えた分だけ出走手当がかさむ上、荒尾のファンは岩手所属馬を買い控える傾向にあることなどから、今回の取り組みの収支見通しはまだ見えていない状況だ。だが、これまでは「金がない」といって策を講じようともしなかった地方競馬がこういう新しい事業展開を進めていくこと自体に重要な意義がある。

今後、NARがまず目指すのは馬券の相互発売と、そのメリットを最大限生かすための”開催調整”だ。ただ、開催日程は各競馬場の生命線でもある。すべての地方競馬場がメリットを実感できるような工夫が求められるわけだが、それは口で言うほど簡単なものではない。しかし、荒尾と岩手のような姿勢があれば、どうにかしてくれるのではないか、と期待したくなる。

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2008年3月16日 (日)

春闘と競馬

この12日は、春闘の相場づくりに影響力を持つ「金属労協」に加盟する自動車・電機などの”集中回答日”だった。

これまで労組側は「昨年以上の賃金引き上げ」を求めて春闘を闘ってきた。経団連会長が賃上げ容認とも取れる発言をしたり、福田総理自らが経営者側に「賃上げ要請」する一幕もあり、今春闘では労組側に強力な追い風が吹くという観測も一時はあったものの、原油高や株安など経営に先行きの不透明感が広がる中、最終的には「ほぼ昨年並み」の賃上げ水準に落ち着いたようだ。賃上げ自体は3年連続となるが、どちらかといえば労組側に落胆ムードが漂う。

こうした春闘情勢を地方競馬全国協会(NAR)の仲田新理事長は複雑な心境で見守っているに違いない。地方競馬が現在の厳しい運営状況からの脱却を果たすには、「サラリーマンの可処分所得上昇こそが必須」と訴えているからである。

1991年には全国に26か所の競馬場があり、9862億円の売り上げを誇った地方競馬だが、今では19か所にまで競馬場が減り売り上げも3000億円台に低迷している。今年、NARは農林水産省所管の特殊法人から、自治体が協力して運営する「地方共同法人」に生まれ変わった。これに伴い、これまで農林水産省OBなどで占められたNARのトップに、初めて主催者出身として就任したのが大井競馬副管理者だった仲田和雄氏である。

Tck仲田氏は、個々の競馬場が独自に展開しているファンサービスを一元化すると共に、重複するレース日程は調整し、それぞれが注目を浴びるようにするなど、レースの企画力を高めて地方競馬場の魅力アップを計る役割を担うことになる。既に大井競馬場が核となり、南関東4場が行ってきた手法であるから「全国展開だってお手のものだろう」という楽観論もあるが、各競馬場ごとに様々な事情があり、それぞれの利害関係が複雑に絡み合う問題であることに変わりはない。前途は多難であろう。

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2008年3月15日 (土)

”ウチダさん”の話

遅くなりましたが13日付更新しました。東京シティ盃のハナシです。

14日付は暫定更新のつもりで書いたヤツで短いのですが、あのまま14日付とさせてください。ごめんなさい。

で、今日付けの記事もちょっと短くて申し訳ないのですが、どうかご勘弁ください。今夜はこれが精一杯でござる。

~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~

Uchipaku内田博幸騎手は、朝から2着ばかりで今日は未勝利かな……と思った最終レースで見事1着になったようですな。

「なったよう」なんて書いたのは、先ほどネットで確認しただけで実際のレースは見ていない  見ることができていない  からです(^_^;

内田博幸騎手は、競馬専門紙の馬柱などでは「内田博」と表記されますよね。ところが、その表記も明日付の紙面が最後になりそうです。というのも、もう一人の「ウチダ」である、内田浩一騎手が明日16日をもって現役引退することが発表されたため。

1990年の菊花賞を勝ったメジロマックイーンの背中にいたのは内田浩一騎手でしたよ。ちなみに武豊さんはオースミロッチに乗って10着だったと……。あれから18年が経ったと思うと、ちょっと恐い思いすら感じますね。

同じ90年にはラッキーゲランでも函館記念と毎日王冠を勝ってたし  失礼な言い方かもしれないが  振り返ればこの年が内田浩一騎手のピークだったのかもしれない。

Mrpinkそういえば、地方時代にも内田博幸騎手は「内田博」と表記されていて、それは「ミスターピンク」こと内田利雄騎手と区別するためだったわけだが、その内田利騎手はマカオに遠征中。そしたら、昨日今日で3つ勝ったらしいですね。これは凄い。スポーツ紙が競馬を扱っている以上、これは大きく取り扱うべきビッグニュースですよ。

ともあれ、明後日には、日本国内で「内田騎手」と言えば内田博幸騎手のことを指すことになる。あくまでミスターピンク帰国までのハナシですが。

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2008年3月14日 (金)

ポーカーアリス便り

1月末に放牧に出されたポーカーアリスですが、

  ササ張り放牧を終えセグチステーブルに移動
         ↓
  いきなりザ石(-_-;)

という、あまり「順調」とは言い切れない調整過程を踏んでおります。とはいえ、ザ石の程度は軽いそうで、すでに乗り始めている模様。まあ、大事に行ってくれよ!頼むよ!ホントに!というところですな。できれば早々に馬見に行きたいのですが、ブログの更新すらままならない状況下では絶望的。どうしたものか……。

そんなワケで、またまた更新が滞っております。このブログは、たいてい移動の電車の中で携帯から打ち込んでいるのですが、ここ数日は電車の中でも大量の資料を読まなければならなくなり、すっかり参っております。まあ、世間のサラリーマンの皆さん方からは「そんなの普通じゃ!」とお叱りを受けるかもしれませんけど。

ともあれ本更新はしばらく遅れます。ご了承ください。

Kurohune写真は2月に撮影したクロフネです。本番でのポルトフィーノの取り捨ては難しいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2008年3月13日 (木)

東京シティ盃は”難しかった”

東京シティ盃のレースが終わった直後、業務エリアでは「いやぁ、難しかったなぁ」という声があちこちで飛び交っていた。

馬券の当たりハズレを言う声も多少ナリ含まれていたかもしれないが、“難しかった”という声の多くは「勝ち馬を撮るのが難しかった」というものだった。今年の東京シティ盃は、それほどの大接戦だったのである。

1~7着までがコンマ3秒差にひしめく大混戦で、上位3頭の着差は揃って“ハナ”。何よりゴールまで残り50メートルを切ってから次々と先頭が入れ替わるという馬券を手にした観客にしれみればたまらない展開も、実況アナウンサーや我々カメラマンしてみれば単なる地獄だった。

Tokyocity0直線。逃げ粘るナイキアディライトにブローザウインドが並び掛け、そこにフーバーダムとベルモントサンダーの8枠2頭が襲い掛かる。さらに、その4頭のド真ん中を突き抜けてきたのがシルヴァーゼット。「こりゃクビの上げ下げの勝負か?」と思った最後の最後に、大外からベルモントストームまでもが飛び込んで来たところでゴール。場内の実況アナがゴール直後に呼び上げた馬の名は、御神本騎手の芦毛馬・シルヴァーゼットだった。

3~4頭ならまだどうにかなるが、6頭横一線でのゴールとなるとさすがに撮るのは難しい。基本的に「ゴール前写真」にはゴール板が写っていなければならず、走ってくる馬を1頭1頭撮ればよいというものではない。カメラの液晶ディスプレーを覗きこみながら、撮ったばかりの画像の中に芦毛の馬体を探すカメラマンの姿が目につく。「うっひゃ~。尻尾しか写ってねぇよ!」なんつー声があがると、周りからは失笑が漏れた。

難しいと言ってもそこはプロ。6頭もの横一線とはいえ、真ん中を抜けた馬を撮り切れないというのはまずもって論外である。しかも実況の助けもあったのだ。

ところが大型ビジョンにゴール前のリプレイが映し出されると、体勢はかなり微妙であることが明らかになる。真ん中で粘るシルヴァーゼットを外から交わそうとするフーバーダム。さらにその外から2頭をまとめて交わそうとするベルモントストーム。その3頭がまさに惑星直列のごとく並んだところが決勝線である。業務エリアの声は「こりゃ分からんぞ!」「同着もあるんじゃないか?」なんてものに変わる。

Hanteiで、長い長い写真判定の結果が出た。

 1着ベルモントストーム。
 2着シルヴァーゼット
 3着フーバーダム

なんと、大外から飛び込んできた石崎隆騎手のベルモントストームが届いていたのだ。

これに慌てたのはカメラマンたちである。ほとんどのカメラマンはシルヴァーゼットを中心に撮っており、万一に備えて、その両隣くらいは写るように撮っているが、最後の最後に大外から飛んできたベルモントストームに至っては、その存在すら気付いてない輩も多かった。

案の定「あっちゃ~。ダメだ」「外したぁ~」「ふざけんなよ!●●!(←場内実況アナの名前)」という怒号が飛び交うことに。先ほどシルヴァーゼットの尻尾だけを撮ったというカメラマン氏は”大逆転勝利”かと思いきや、「今度はアタマしか写ってねぇ~」と泣き叫んでいる。いったいどの馬を撮っていたのか理解しかねるが、周りもみんな撮れていないのだから同じコトか。

Tokyocityちなみに私はどうだったかというと、ちゃんと写ってました。

(^o^)v

ゲート出てから意外とダンゴで進んだので「こりゃあ、最後ゴチャっとするかもしれんな…」と、少し引き気味に構えたのが正解だった。

 

周囲を見渡すと、どうやらかなり昔から大井で撮っているような面々は撮れていた模様。こういう時にモノを言うのはやはり”経験”なんですかね。私が大井で撮り始めた頃からずっと続けている人なんて、もう1人しかいない。なんて、変なところで自らのトシを実感した次第。

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2008年3月12日 (水)

幻の”3馬身差圧勝”

結局、今夜も電車での帰宅が叶わずタクシーのやっかいになっております。

良い身分と言われれば確かにそうなのかも知れないけど、明日も朝から仕事だし、だいたいが「休日」という概念が存在しない仕事になりつつあるので真剣に身体の方が心配になってきた。

実は、1ヶ月ほど前から原因不明の発疹に悩まされていて、痒くて夜も眠れない日々が続いているのである。疲れてフラフラなのに眠れないというのは、まさしく「地獄」ですよ。医者に診てもらおうにも、あまりに忙しくてそれもままならない。発疹の方はストレスが原因なのかもしれないが、いずれにせよ人間眠らないコトには話にならんので、やむを得ずクスリの力を借りて寝ることにしている。

それでも今日は寝付きが悪くなりそうだ。

なんといってもライトハート、まさかの落馬である。まあ、実は的場さんは案外多い方なんだけど、よりによってこの馬で…、と思わずにはいられない。一方、ライトハートの側にも出遅れ癖があるのも事実。出遅れ癖と落馬に因果関係があるのかどうか、推測の域を出ないところではあるのだけれど。

あるいは、背中の感触がいつもの内田博幸騎手ではないことを敏感に察知したライトハートの“故意”による振り落としなのかもしれない。「内田博幸騎手以外の騎手が乗るとむしろ邪魔になる」と馬が考えたとしても、決して不思議ではない。実際、的場騎手を振り落とそうとするかのように、ゲートを出てから「ぴょーん」と尻っパネ一閃。見事、騎手をはじき飛ばしたようにも見える。

その証拠に、ライトハートは大出遅れという致命的な不利を喫したにもかかわらず、1コーナーでは早々に外目の8番手につけ、徐々にポジションを上げると、3コーナーでは先頭に踊り出て、直線では居並ぶ後続を大きく引き離して1着入線を果たしたのだ。ディープインパクトばりの”圧勝劇”ではないか。

Karaumaなんて無為なことを言っても始まらない。蛯名調教師は「過ぎたことをどうこう言ってもはじまらねぇや!」とおっしゃってたが、こういうアクシデントは忘れるに限るのかもしれない。でも、私のようなダメ人間はなかなか払拭できないもんなんです。

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的場文男騎手と馬の安否

今日の大井メインと最終レースではいろいろな出来事が相次ぎました。

昨日付のブログで「ゲートで落馬した気分」などとと書いたら、まさかまさか翌日のライトハートが実際にそん目に遭おうとは…。結果的に不吉な”予言”になってしまったことは反省しなければなりませんね。

その最終レースでスタート直後に落馬したライトハートと的場文男騎手については、人馬とも無事です。「異常ありません」という言い切るにはもうしばらく時間が必要ですが、馬の方はまさに“馬ナリ”のまま1着入線を果たして、ちゃんと自分から検量に戻って来ましたし、ジョッキーの方もさっさと歩いて戻ってきました。戸崎騎手などは戻るなり「的場さん大丈夫?」と聞いて回るほど危ない落ち方だったようにもみえたけど、あとでVTR見たらちゃんと足からきれいに(?)着地していた。さすが「神様」ですな。

Bluer一方、東京シティ盃でゴール入線後に下馬したブルーローレンスについては恐らく助からないと思われます。繋が折れてしまってましたからね。せっかく願いが叶って久々の重賞を見ることができたというのに、なんだか厳しいモノばかり見る結果になってしまった。

でも、これも競馬の内ですからね。仕方ない。

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2008年3月11日 (火)

重賞レースが見たい

甲府から新宿に向かう特急列車の中でこれを書いています。

「最終の新宿行き」なんて言われたもんだから結構混雑してんのかなと思ったけど、乗ってみればガラガラ。右側の車窓からは勝沼界隈の夜景が広く見渡せる。缶ビールでも空けたいところだが、まだ仕事が終わったワケではないのでそうもいかない。そうでなくとも、最近飲みっぱなしだからか、それほど飲みたいとも思わん。

甲府での仕事はごく控え目に表現して“大惨敗”。仕事相手のノリが悪かったのか、向こうにしてみればこっちがおかしな空気を持ち込んでしまったのか。そんな反省もままならないほど最後まで話が噛み合わぬままなんとなく時計を見たところで終了。甲府は決して遠くはないが、時間はそれなりにかかる。1分1秒を惜しんでいるさなかにあって、この喪失感は耐え難い。

いや、たとえメチャクチャ頑張って「上手くいった!」と自画自賛できるほどの仕事が出来たところで、最終的にさほどの違いが現れるものでもないわけだが、それでは味わいというものに欠ける。内田博幸騎手は、こういう言い方は誤解を招くかもしれないが、と前置きした上で「レースは趣味」と表現した。その言葉に触発されたワケではないけれど、今日の甲府はゲートで落馬した心境だった。

明日は羽田空港と川崎に行かねばならない。

むろん競馬とは無縁の仕事。川崎は開催していないが、道中の大井は開催中であり、なんと重賞・東京シティ盃も行われる。気分転換に行けないものか。とにかくなんでもイイから“重賞”というものを見たい。

なんて、私が「気分転換に競馬場行きたい」なんて言い出すこと自体、かなりおかしな事態になっているわけですよ。この先どうなることやら。

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大井のウチパク

大井のウチパク
 

先週の船橋にも乗っていましたが、今日の大井でも馴染みの勝負服で乗っています。

「やっぱ、似合いますね」と声を掛けたら、「ありがとうございます」と笑ってました。ご自身でもそう思われているのでしょう。

諸事情により更新が遅れまくっておりますが、今日はこれから甲府に行かねばならず、列車の中でも資料を熟読しなければならないとあって追い付くのは難しいかもしれません。

どうかご了承ください。

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2008年3月10日 (月)

腕章のハナシ

競馬とは無縁の仕事でまたまた府中で打ち上げ。昨日は中河原で今日は隣の分倍河原。すごく似ている。でも昨日とはうってかわって楽しい。いつもこうなら、このブログの愚痴も減るのだが、なかなかそうは上手く行かない。

で、なんとなく話題が「腕章」の話に流れたんですよ。

仕事柄、腕章というものを着用する機会はわりと多い。最近では普段からスーツの袖に腕章を巻いたまま過ごしていることもあって、そのまま気付かずに電車に乗ったりして赤っ恥をかくこともある。

それにしても一般的な生活において、腕章着けることなんてあまりないですよね。「一度も着けたことがない」なんつー方もいらっしゃるんじゃなかろうか。

腕章が活躍するのは、防犯、警備、応援団、取材、そして労働組合といったところだろう。労働組合を除けば、だいたいがいわゆる「身分証」として使われる類のモノである。

そういえば、うちの妻も以前防犯パトロールの腕章を着けなきゃならんと悩んでいたことがあった。PTAかなんかの持ち回りだったのだろうけど、それを着けて外を出歩くのには結構抵抗があったみたいだ。まあ、気持ちは分からないでもない。結局腕には通さず、腰のあたりに安全ピンで留めるという作戦に出ていた。よくあるスタイルではあるけれど、これは腕に巻くより楽チンなんですかね。私などは、腰のあたりで腕章がぴらぴらと揺れるのが気になって仕方が無いのだけど。

ちなみに、JRAの競馬場では取材腕章ではなく、首からぶら下げるタイプの取材証が使われている。大井や川崎も以前は腕章だったが、今では“ぶら下げ式”に変わっている。浦和、船橋、あと佐賀なんかは今でも腕章だ。個人的には、私は腕章の方が好きですね。“ぶら下げ式”は風が強かったりすると邪魔で仕方ないし、何より腕章を袖に通して安全ピンでピシッと留めたその瞬間の「さぁ、今日もやるぞ!」という緊