預託料値上げだけは勘弁を
預託料が値上げされるかもしれない。
馬を持ち続けるといことは、ある意味「預託料との闘い」でもある。我々のような地方競馬の小市民馬主にとっても”預託料”の3文字は常に関心の的であり、それが値上がりするとなれば死活問題とまでは言わないまでも、生活に影響を及ぼすかもしれない。
とはいえこの「値上がり」というのは決定した話ではなく、あくまで噂話。とはいえ、国際的な飼料の値上がりで馬に限らず、牛も鶏も豚もコストがかさんでいることは間違いなく、馬とて例外ではない、ということだ。
とくに燕麦は、世界的な穀物の高騰に加え、主産国であるオーストラリアの干ばつによって輸入価格が激昇。ここ2~3年で3倍以上もの大暴騰を続けているという。
競走馬1頭の餌代は1ヶ月平均で約7万円とされる。このうち7割が濃厚飼料代で占められるが、関係者の話をまとめると、「ここ数年の値上がり幅は1万円以上」という。
ついでに書くと”藁”も値上がりしているし、ガソリンの高騰は馬の輸送コストに影響を及ぼしている。新聞に「物価上昇が家計を直撃!」などという見出しが踊る昨今だが、「物価上昇が馬主会計を直撃!」でもある。
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昨夜は中山競馬場でメインを撮り終えてから、ダッシュで船橋法典駅へ。武蔵野線~東西線と乗り継いで大手町に立ち寄り、とある人物にとある要職への就任を依頼するというホネの折れる仕事に挑む。が、説得に失敗。だいたい、私は普段からマジメな顔してマジメな話をするというのが苦手なんですよ。葬式でも面白可笑しいコト言っちゃうタイプだし。
とにかく結論は出ず、ただただ疲れ果ててさらに強まる雨の中とぼとぼと帰宅。
自宅近くまできたところで、ふとリストランテ『リ・オーノ』を覗くと、日曜だというのに客はいない。フィフティーワナーは負けるし、説得も上手くいかんしで、敗北感全開のまま帰宅するのも癪なので、金目鯛のカルパッチョを肴にエチゴビールのスタウトをグビグビと飲む。
マスターの話によると鯛やヒラメの養殖業者も潰れるところが相次いでいるのだという。え~、さきほどは「要職」で今度は「養殖」ね。ともあれ飼料コストの上昇圧力と、それに相反する納入先からの低価格圧力に、文字通り「潰されて」しまうのだそうだ。そうやって廃業した養殖施設を大手回転寿司チェーンが安価で買い取って、安い魚の確保に走っているのだという。ひと昔前まで、回転寿司といえばいわゆる代用魚全盛の時代で、ティラピア(仮想・鯛)やヨーロッパガレイ(仮想・ヒラメ)などが幅を利かせていたものだが、最近ではティラピアよりも養殖の真鯛の方が安かったりすると聞いて不思議に思っていた。100円均一の回転寿司さんは、こうやって養殖の真鯛やヒラメを確保しているのでしょうね。
ふむふむと頷きながら、鴨のローストに手を付ける。アンチョビとミントのソースが絶妙。許されるならば白飯にかけて一気にかき込みたい。
「ようしょく」話が続いたので、ついでに「洋食」の話も。
最近でこそ、普通の鮨屋(「回ってない」という意味)でも、いろんな地魚を扱うようになったけど、とはいえ総じて石鯛、黒鯛、アイナメ、的鯛などは敬遠されるクチだと思う。旨い不味い云々よりも、地魚には独特の匂いがあったり、仕入れが難しかったりするからだろうけど、それが洋食店(フレンチ・イタリアン)の鮮魚仕入れ価格に良い影響を及ぼしているのだそうだ。
つまり、鮨屋さんが手を出さない魚を洋食店が上手く料理して提供しているからこそ、現価各が維持されているというのである。
逆に言えば、東京中の鮨店がこぞって石鯛やアイナメを仕入れるようになると、洋食屋さんは皆困ってしまう。牛も豚も鶏も値上がりしているというのに、そのうえ魚まで値上がりしてはたまったものではないですよね。私としても、もし預託料が上がってしまったら、このフォアグラのリゾットが食べられなくなってしまう。自分の食べたいモノを我慢してまで、馬を食べさせるってのはなんか致命的に間違っているような気もするけど。



































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