豚の話
こないだ「桜木町の『ラクレット』でハンバーグを食べた」という話を書いたのだけど、それを読んだという競馬専門誌の記者さんから、『ラクレット』はハンバーグも良いがポークソテーも旨いんだという情報をいただいた。隠し味に味噌を使ったソースが絶妙なんだそうである。なるほどね。今度行ったらぜひポークソテーを食べてみよう。…と言っても、なかなか桜木町に行く機会がないんだよなぁ。ウインズ横浜にでも用事があれば良いんだけど。
それはそうと「ポークソテー」という料理は私も大好きです。
これは前にも書いたことだけど、私の母親の実家が鮮魚店を営んでいたこともあり、私が育った家庭における食事のメニューといえば、ほとんどが魚料理一辺倒。肉料理は週に一度の贅沢メニューで、当然ながら「肉」といえばそれは「豚肉」を指した。
レシピは決まってポークソテー。「ナイフとフォークを使って食べたい」という子供の発想である。それでも週に一度のポークソテーを楽しみに、指折り数えて一週間を過ごしたものだ。
逆に、今となっては、焼肉や牛肉のステーキは食べるけど、「ポークソテー」ってあまり食べなくなった感がある。いや、決して嫌いになったわけではなくて、食べる機会そのものが減った気がする。外食メニューとしてはメジャーな地位を確立しているとは言えず、おそらく洋食店におけるクラシックなメニューとして残されているのが一般的なのだろう。
私が好きなのは、浅草六区の洋食の名店『ヨシカミ』のポークソテー(1350円・写真)です。ぶ厚いロース肉にナイフを入れた瞬間に溢れる肉汁がたまらない。もちろん脂身まで美味しくいただけるひと皿。
そういえば、このブログにもよく登場する神田『ルー・ド・メール』でもポークソテーを食べたことがあって、とても美味しかったと記憶している。ただし、今現在の定番メニューにはないようですね。ということは、あれは日替わりメニューかなんかだったのだろうか? こんどマスターに確認してみよう。
あと、これは厳密には”ソテー”ではなくて”グリエ”になるのだろうけど、こないだタマタカ南館4Fの『カフェスタージュ・ファームハウス』で「常陽牧場産”健康ポーク”のあぶり焼き」(1880円・写真)というメニューをいただいた。
たっぷりとスパイスを効かせた厚さ3センチはあろうかという骨付きポークを、じっくりと時間をかけて焼き上げた一皿。オーダー時に必ず「お時間30分ほど頂きます」と言われるので、そのたびに「う~ん、30分はちょっと長いよな」と逡巡し、結局違うモノを注文し続けてきたんだけど、今回は意を決して(大袈裟)「待ちます!」と答えた。
うん。待ったかいありますね、これは。ナイフを入れると、肉の中心はロゼピンクのミディアムレア状態。まさに『紅の豚』。この豚肉はいわゆるSPF豚(無菌豚)なので、これくらいの焼き具合で十分安全に頂けるという。
おおざっぱに切り分けたら、あとは骨の部分を直接手に取ってそのままかぶりつく。肉質は驚くほど柔らかく、とことんジューシーである。噛み締めた瞬間にあふれ出る肉汁をこぼさずに食べるのが難しいほど。これほどの「肉食ってます!」感は、ちょっとほかで味わうのは難しいのではないか。
こんなことを書いていたら、なにやら無償にポークソテーが食べたくなってきたね。明日、中山競馬場界隈でポークソテーを食べさせてくれる店があるだろうか? こうなったらファミレスでもいい。場内の『CASA』にはなかったような気がするので、南門を出たトコにある『ロイヤルホスト』に行ってみよう。




























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