恒例!秋の競馬社会科見学
すっかりこの時期の恒例行事となった「秋の社会科見学」でござる。ちなみに去年は福島県いわき市にある『馬の温泉』に行ったのでした。あれからもう一年。いやはや月日の経つのは早いものですね。(※2006年10月11日付「温泉療養中」参照)
昨年同様、今年も家族を連れて旅行に出たのは、あくまで家族サービスが主目的であり、たまたま逗留地の近くに競馬関連施設があるようなので、せっかくだからちょっと覗いてみようか?といういきさつであったことをまず最初にお断りしておく。
決して近隣に競馬施設があることを条件に行き先を決めたワケではない。そりゃ、妻が「那須に行ってみたい」と言い出した瞬間に、ココを訪れることが頭には浮かんだけど、あくまでも私は妻の要求に沿って旅行をプラニングしただけです。なんて、あまりくどくど書くと、逆に信憑性が薄れるな(笑) ともあれ今回、那須を訪れたのも何かの縁なので、地方競馬の騎手養成期間『地方競馬教養センター』を見学させてもらうことに。
こちらのセンターでは、約30万平方メートルの敷地に160頭収容可能な厩舎と、1100mの競走走路、4つの角馬場、野外騎乗コース、体育館、プール、運動場などのほか、騎手候補生の寄宿舎「那須寮」を備えており、現在は第86、87期生がこの教養センターで生活しながら地方競馬の騎手や調教師になることを目指して、勉強や騎乗訓練に日夜励んでおられる。
施設そのものの見学は随時受け付けているとのことで、こうした施設に興味のある方 あまりいないとは思うが は、事前に電話で見学可否を確認の上、事務所で手続きをして、注意事項を守って見学されたい。
私たちが訪問したのは午後3時頃。調教、もとい訓練は既に終わっていて、厩舎作業の真っ最中である。厩舎は大きな“ロ”の字を描くようレイアウトされており、中庭に向かって馬たちが手入れ作業を待っている様は壮観の一言に尽きる。
一頭一頭の馬を見ながら中庭をぐるりと一回りするだけでもけっこう時間がかかるほどの広さで、中には1998年のアーリントンカップを勝ったダブリンライオン(※右写真)や、2005年と2006年にNAR最優秀アラブのタイトルを獲得したスイグン(※左下写真)など名の知れた馬もちらほら見かける。こうした馬目当ての見学者も多いようだ。しかし、私などはつい先日まで南関東の競馬場で撮っていたステルステクニックの方に興味が向いてしまう。
重賞タイトルこそないが、若潮盃2着など常に高いレベルで善戦を続け、稼いだ賞金は実に4700万円。しかし、種牡馬になるほどの成績にはほど遠く、引退後の引き受け手を探さなければならない一頭だった。競馬に関わっていれば、いやが上にも『馬の余生』という問題に直面する。ステルステクニックのケーススタディをオプションのひとつとして自分のポケットに入れておくことは、今後の馬主人生においてマイナスにはなるまい。
あと思わず目を引いてしまったのは、削蹄の訓練風景。「ほらよ」という感じで右前を預けている馬と、真剣そのものの生徒さんの表情が実に対称的である。
ちなみにこちらのセンターには「短期聴講制度」もある。「育成ライダーを目指すので、馬に乗れるようになりたい」とか、「馬の勉強をしたいのだが、2年間の寮生活など無理」などという方を対象に聴講生として授業を受けることが出来るというもの。期間は最大1ヶ月間。授業料は日払いで2100円で、そのほかに食材費として1日あたりさらに1200円が必要。こちらも興味がある方はセンターに問い合わせてみると良さそうだ。私もたいへん興味があるが、自宅近くの競馬場にすら満足に行けない現状では、ちと無理がある。
| 固定リンク

コメント