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2006年5月10日 (水)

羽田盃

Haneda_1 南関東クラシック第一弾・羽田盃は、左海誠二騎手騎乗の5番人気サンキューウィン(セン3・船橋・岡林厩舎)が好スタートから終始先頭をキープ。直線で追いすがる1番人気で同厩のグッドストーンとの叩き合いを制して、1冠目のタイトルを獲得した。

シーチャリオットという確固たる中心馬がいた昨年とはうってかわって、実力馬不在による混戦と評される今年の南関東クラシック戦線だが、サンキューウインの勝ち時計1分53秒1は、昨年のシーチャリオットに比べても速く、少なくとも今日の結果を「展開に恵まれての逃げ切り」と評価するべきではない。

上がり5ハロンのラップを見ると、12.6-12.6-12.6-12.0-12.6。直線入口でグッドストーンに迫られた瞬間にやや速くなったことを除けば、計ったように12.6秒をキープしており、鞍上の絶妙なペース配分が勝因のひとつになったことが見て取れる。岡林厩舎の主戦騎手でありながら、同じ厩舎の実力馬グッドストーンの手綱を石崎駿騎手に譲ったことに対する左海騎手の意地のようなものが、このラップタイムに凝縮されているのではないか。

サンキューウィンは北海道でデビュー後に船橋へ転入し、ここまで4勝。ただ、相手関係、時計とも特にみるべきものはなく、前走で重賞を勝っていながら今回5番人気というのも無理はなかった。しかし現実に2戦続けて重賞で圧倒的な勝ちっぷりを見せたわけで、早くからセン馬になった経緯を思えば、単に気性難が本格化を遅らせていたということだろう。

2着グッドストーン。前走京浜杯でサワライチバンに逃げ切りを許した後に、「前の馬を楽に逃がし過ぎた。次はこっちが逃げる」とコメントしていた石崎駿騎手だが、まるで京浜杯のVTRのようなレースをしてしまった。もちろんダブルブッキング事件の後遺症などはあるはずもないが、2歳時の輝きを取り戻せないまま惜敗を続けるレース振りは、なにやらフサイチリシャールを思い起こさせるものがある。

逆に3着トキノシャンハイは良い競馬をした。4角最後方から、直線で大外に持ち出すと、一気呵成の追い込み。鞍上が山田信ということもあって、一昨年の羽田盃で見せたトキノコジローの追い込みを彷彿とさせたが、続くダービーでもペース次第では一気に頭を取るくらいの勢いと爆発力を秘めていそうな予感がする。

今回は船橋・岡林厩舎のワンツーという結果に終わったが、ライバルの川島厩舎には、4戦無敗で東京湾カップを制したシャイニールックが控えている。自他ともにライバルと認め合う間柄の両調教師だけに、今年の東京ダービーは、2冠を目指す岡林調教師vs東京ダービー3連覇を目論む川島調教師という構図ができあがった。

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